ラナプラザ崩壊から一年、労働者についての調査
2014年05月15日付 Prothom Alo紙

仕事に復帰できない労働者は1000人
(4月21日付)
サバールのラナプラザ崩壊から1年経っても、負傷した労働者のうち1058人が仕事に戻れない状態が続いている。7.5%の労働者たちは仕事への意欲を失ったままでいる。
仕事がないために、負傷した労働者の66%今、毎日の生活費を得るのに困難な状態にある。そして2.4%の労働者は日々の生活を経済的に維持できなくなっている--負傷した1436人の労働者を対象にした調査により、このようなことが分かった。調査はこうした労働者たちやラナプラザ崩壊で亡くなった786人の家族を含め、合計2222人の労働者について、NGOのAction Aid Bangladesh が今月の初めにおこなったもの。
調査によると、負傷した労働者の63.74%は今も様々な身体的な問題に苦しんでいる。PTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えている人は23.76%。222人(15.5%)の労働者は、1年間体調に何の変化も起きていない。体調が前より悪化したのが130人(9%)。深刻な健康障害を抱えている人は21人いる。そして1063人が体調は前よりも良くなったと回答した。
調査に参加した1436人の負傷した労働者のうち、378人が仕事に復帰している。182人は再び縫製工場での仕事についている。細々とした商売をしているのは59人。47人は日雇いの仕事についている。残りは様々な仕事をしている。
調査によると、負傷したうち58%の労働者は借金を抱えている。37.6%は自分の資産は何もない。さらに92.8%の労働者は貯えが全くない。
調査によると、亡くなった労働者の67.7%の家族は生活費を得るのに困難な状態にある。家計に何らかの問題を抱えているのは26%。4.2%の人が、家計は破綻してしまっていると回答した。

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(翻訳者:山口優季)
(記事ID:275)