ISに拘束されているヨルダン人パイロットと日本人ジャーナリストの解放に進展なし
2015年02月01日付 Prothom Alo紙

(2月1日付)AFP通信によれば、日本のメディアは昨日(土曜日)、外務副大臣が、ヨルダンに拘留中の武装グループイスラム国(IS)の女性囚と引き換えに、ヨルダン人パイロットと日本人ジャーナリストの解放に向けた交渉は膠着状況が続いていると語ったと伝えた。
さらに同日東京で、安倍晋三首相側近の瀬古広重副官房長官は、政府はいまだに人質に関する新しい情報を待っている状況だと述べた。
1日前の金曜日には、日本の緊急対策本部の指揮をとる中山泰秀外務副大臣がヨルダンの首都アンマンで「日本のジャーナリスト後藤健二さんとヨルダン人パイロットのムアズ・カサスバさんの解放に向けての進展は無く、膠着状態だ」と語った。中山副大臣はさらに、これまでに得られた情報を慎重に分析、検証していると述べた。
イスラム国はヨルダンで収監中の女性戦士サジダ・リシャウィを木曜日の日没までにイスラム国側に引き渡さなければ、ヨルダン人パイロットを殺害すると脅迫していた。
イスラム国側がヨルダン人パイロットと日本人ジャーナリストの解放と引き換えにサジダの引き渡しを要求してきたことで、ヨルダン政府は困難な立場に立たされている。ヨルダンで死刑判決を受けたこの女性戦士の引き渡しにはヨルダンも同意しているものの、イスラム国側に拘束されているパイロットの生存の証明を求めている。人質となっている2人の家族はそれぞれイスラム国と自国政府に対し、2人の解放を求めている。

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(翻訳者:伊藤巧作)
(記事ID:379)