バングラデシュ人青年、IS参加目的で出国
2015年04月13日付 Prothom Alo紙

(4月3日付)ある一人のバングラデシュ人の青年がシリアに基盤を置く過激派組織IS(イスラミック・ステイツ)に参加するために出国した。その青年の名はアシェクル・ロホマン(21歳)でダカの教育機関の工学部の学生だ。
 外交筋によると、アシェクル・ロホマンはシリア行きを目的にトルコ航空機でダカからトルコへ行き消息を絶った。政府はロホマンを探すためにトルコ政府に援助を要請している。ダカの外務省からの書簡で去る3月11日、内務省を含む国の各捜査機関にこの件について周知された。
外務省の書簡では、ダカにある軍の科学技術大学(MIST)の工学部の学生、アシェル・ロホマンが会議に参加すると言って去る2月21日、トルコのイスタンブールへ渡航したとされている。2月27日にダカへ戻る予定となっていた。しかしアシェクル・ロホマンは帰国せず、イスタンブールで行方不明となった。外交筋によれば、その後バングラデシュ大使館の側からの問い合わせで、アシェクルはある会議に参加するとして、ダカのトルコ大使館からビザを取得していたことが判明した。ビザ申請時に提出された「会議」関係の書類はすべて偽物だった。その後家族に連絡を取ったところ、アシェクルのトルコ行きを家族の誰も知らなかった。
外務省の書簡では、これまでの色々な活動と照らし合わせると、アシェクルはトルコに隣接するシリアで武装テロリスト組織に参加する目的でイスタンブールへ渡り意図的に行方不明になったと考えられるとされている。バングラデシュ政府はすでにトルコ政府に対し、この青年の捜索のために手段を講じるよう依頼している。
この件についてプロトム・アロ紙が尋ねたところ、モニルール・イスラム・ダカ首都圏警察次席捜査本部長にアシェクル・ロホマンのことは聞いており、現在捜査中だと述べた。

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(翻訳者:シャンティ)
(記事ID:403)