マレーシアが民間レベルで労働者50万人受け入れへ
2015年07月16日付 Prothom Alo紙

 マレーシアは、バングラデシュから今後一年間のうちに、非公式な形で数十万人の労働者を受け入れることを確約した 。在外邦人福利厚生省は、その数は 50万人だとしている。
 昨水曜日クアラルンプールでコンドカル・モシャルロフ・ホセン在外邦人福利厚生・在外雇用大臣 とマレーシアのアハマド・ジャヒド・ハミディ内務大臣が会談した。この会談で上記の確約が行われたことが、カジ・アブル・カラム在外邦人福利厚生・在外雇用次官補 の名で発表された周知文書 で公表された。その後カジ・アブル・カラム次官補はプロトム・アロ紙に「マレーシアは一年で50万人の労働者を受け入れる。この件に関し、イードの後で覚書が調印されるだろう」と語った。
 在外邦人福利厚生省によれば、2012年に両国政府間で公式に(G to G)労働者を送るために協定が結ばれている。このために作成されたマレーシアでの就労を希望する人の一覧表をもとに、新規に50万人の労働者が選ばれることになる。(今回)民間レベルでマレーシアで働きたい人はオンラインで申し込みをする必要がある。雇用期間は当初3年で、その後1年の延長がありうる。政府の機関が雇用の一連の過程を見守ることになる。
 民間レベルでのこのような労働者雇用の方法はビジネス・トゥー・ビジネス(B to B)と呼ばれる。昨日の会談では在外邦人福利厚生大臣はマレーシア代表団 をバングラデシュ視察に招きたいと述べた。この代表団訪問の後、バングラデシュとマレーシアは労働者派遣に関する協定を調印することになる。
 マレーシアは2009年にバングラデシュからの労働者受け入れを停止した。長い政治折衝の後2012年の11月26日二か国間で公式に労働者受け入れの協定が結ばれた。その後マレーシアに渡航する目的でバングラデシュの145万人が登録を行った。しかし過去3年でマレーシアが受け入れた数はわずか7,500人に過ぎない。しかし同じ期間内に10万人もが学生や観光客を装ってマレーシアに渡航した。さらに舟でベンガル湾を渡って15万人がマレーシアを目指している。最近タイやマレーシアで集団墓地 が発見され、そのことで騒ぎが広まった後、マレーシアはあらためて非公式な形での労働者受け入れの提案をおこなった。

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:シャンティ)
(記事ID:436)