ダカ技術工科大学、学生同士の騒動で封鎖
2015年12月08日付 Prothom Alo紙

(ダカ郊外の)ガジプルにあるダカ技術工科大学の学生寮で、ひとりの学生に居住のための部屋を提供したことをめぐって昨日午後、与党アワミ連盟の学生組織・学生連盟の二つの派閥の間で抗争があり、10人が負傷する事件がおきた。これをうけて大学当局は、大学を期限を定めずに封鎖すると発表し、学生たちには寮から退去するよう命じた。
大学および学生たちによれば、同大学の学生連盟支部のレザウル・コリム事務局長は事件の2日前、クドラテ・クダ寮に、ルフル・アミンというひとりの学生を住まわせる手続きをおこなった。そのことを知った同連盟のナシル・ウッディン支部長とその支持者たちが昨日午後3時頃、ルフル・アミンを部屋から追い出そうとした。聞き付けたレザウル・コリムと支持者たちがそれを止めようとして両派が衝突する騒ぎになった。
学生連盟同士衝突の知らせを受け、ジョエデブプル警察署から警官が現場に急行し、学生たちを拘束しようとしたところ、騒いでいた学生たちは散り散りになって逃走した。
この騒動で少なくとも10人が負傷し、土木科のチョンチョル・クマル、デボジト・チョンドロ、ラキブ・ホセン、ジュエル・ビッシャシ、ショフィクル・ロホマン、ソラエマン、電気電子工学科のマスド・ラナ、ギヤス・ウッディンが地元の複数の医院で治療を受けた。
ナシル・ウッディン支部長は「レザウル・コリム事務局長は(イスラム原理主義政党ジャマアテ・イスラミの学生組織である)学生陣営に属する学生を寮に住まわせた。そのことで我々の側の学生何人かが寮に出向いて話をしていたところ、ある時点で事務局長派の学生たちが襲ってきた」と語っている。一方レザウル・コリム事務局長は「ルフル・アミンは電気電子工学科の3年生で、学生陣営とは何の関係もない。でっち上げの口実で私の側の運動家たちが棒や国産の武器で教われたのだ」と主張している。
同大学のモハモド・アラウッディン副学長はプロトム・アロ紙に「この事件の後、大学は期限なしで封鎖された。男子学生たちには事件のあった月曜日の午後6時までに、また女子学生には火曜日6時までに寮から退去する命令が出ている。また大学構内には警官が配備された」と語った。

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(翻訳者:加藤梢)
(記事ID:466)