夫を「太ったゾウ」と呼べば…
2016年03月29日付 Prothom Alo紙

妻が夫を「太ったゾウ」と呼べば、それは離婚成立の理由となり得る…インド・デリーの高裁は最近、そんな判断を示した。
ヒンドゥスタン・タイムスのオンライン版が伝えたところによると、デリーの高等裁判所は、2012年に家庭裁判所が下した判決を支持した。家裁の判決では、妻が夫を「太ったゾウ」と呼んだことについて、「精神的に野蛮な行為」としていた。
BBCのオンライン版によれば、訴えを起こした30代の自営業の夫は体重が100キロを超えており、妻に「太ったゾウ」と呼ばれることで日常的に侮蔑を受けていると主張していた。離婚を認めた家庭裁判所の決定に対し妻は上告していたが、今回高裁は家裁の判決を支持し、妻の訴えを退けた。高裁は「夫が太りすぎであったとしてもそのことで『ゾウ』だの『太ったゾウ』だのと呼ぶのは夫の名誉や自尊心を損なうことに等しく、そのように揶揄されたことで夫は大いに傷ついていた。妻は単に冗談でそう言ったのではなく、夫婦間には愛情も情熱も存在しなかった」とした。

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(翻訳者:加藤梢)
(記事ID:488)