排除作業直後、露天商らが再び歩道を占領
2017年01月25日付 Prothom Alo紙


(1月19日付)ダカ南部市庁(DSCC)は、市内のグリスタン、フルバリア、ポルトン、バエトゥル・モカッロム、モティジル地区で4日間にわたって歩道と車道から露天商の強制排除を行なった。しかし、昨日の作業が終わった直後、これらの地区の歩道では露天商たちが再び商品を並べて歩行者の通行を妨害する形となっており、道路にも以前のように交通渋滞が起きている。
DSCCは昨日水曜日、この地域で4日目の立ち退き作業を実施した。DSCCは今日も作業を続行するとしている。しかしバングラデシュ行商人組合は、歩道の1/4は露天商に割り当てられるべきだと主張している。
グリスタン国立書籍センター、グリスタンショッピングコンプレックスおよびボンゴボンドゥ通りでは昨日午前11時過ぎから歩道と車道の立ち退き作業が始まった。露天商が歩道に置いていた7,8軒分の家財がパワーショベルで取り壊す作業は1時まで続いた。しかし作業が終わって30分後にはこの地区ほかフルバリア、ダッカ貿易センター南、サージェント・アハド派出所前、シュンドルボンマーケットなどの各地区では露天商らが再び商品を歩道に広げて歩道を占拠し、それまでと同じように歩行者の通行に支障が生じ、車道の混雑も続いている様子が見られた。
昼の12時ごろには、バエトゥル・モカッロムの北門および南門と西側の通り、プラナ・ポルトン交差点、GPO交差点などの地区で排除作業が行われた。このうちポルトン交差点とバエトゥル・モカッロム南門近くの歩道からは20~25人の行商人が立ち退かされた。DSCCは午後12時半ごろドイニクバングラ新聞社前、モティジル、イッテファク新聞社モール、首都マーケットあたりでも強制排除を行なったが、ドイニクバングラ新聞社前やモティジルでは、露天商の数はさほど多くはなかった。DSCCのパワーショベルが向かってくるのを見て早々にその場から立ち去った露天商が多かったと見られている。
昨日の排除作業ではDSCCのマジステット・カーン、モハンマド・ナジュムス・ショエブとマムン・ショルダール両上級執行官が指揮にあたった。ナジュムス・ショエブ執行官は、木曜日も同じ地区で同様の作業をする予定だと語った。排除作業終了後すぐに露天商らが歩道を占拠することについて同執行官は、そうした行為は誰にも許されないと語った。
一方露天商らで作るバングラデシュ行商人組合は昨日午前11時にプラナ・ポルトンの解放会館で記者会見を開き、「DSCCはここ数日、歩道から露天商を排除する名目で、行商人らの家財や商品を破壊する行為を続けている」として歩道の4分の1を即刻露天商のために確保するべきだとの要求を行なった。このほかにも昨日の10時半には、行商人たちが再び商売ができるようにすることを要求して、アワミ行商人連盟がナショナルプレスクラブ前で人間の鎖を作った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:高瀬麟太郎)
(記事ID:617)