ミゾラム州にインド‐バングラデシュを結ぶ橋梁建設
2017年07月10日付 Prothom Alo紙

インドのトリプラ州と並んで、ミゾラム州とバングラデシュの間でも橋を通じた交流が生まれようとしている。
トリプラ州南部サブルームとチョットグラム(チッタゴン)のラムゴルの間を流れるフェニ川にかかる橋梁の建設計画が進む中、インドとバングラデシュの間で、ミゾラム州にも橋梁の建設をすることが同意された。
山岳地帯に位置するこの小さな州ミゾラムは、長年にわたり、バングラデシュとの交易関係の発展を目指している。ミゾラム州側は州生産物の竹、生姜、唐辛子の他にも様々な種類の野菜を輸出したいと考えており、バングラデシュからは建設材を含む必要物資を輸入したい意向だ。また、ミゾラム州はチッタゴン港を利用したい考えでもある。
ミゾラムは州都アイゾルから332キロ離れたマミト県デマギリでカウトゥラントゥイプイ川にインド-バングラデシュ橋梁建設を望んでいる。
デマギリに隣接するバングラデシュのカグラチョリ県ランガマティは陸路交通の要所となっている。カウトゥラントゥイプイ川はバングラデシュではコルノフリ川として知られている。
橋梁建設に向けて、金曜日、ミゾラム州のトゥラブンでインド-バングラデシュ合同会議が催された。土曜日、両国の代表は、提案された橋梁の建設位置を視察した。バングラデシュの代表団の団長を務めた道路・高速道路省高官のロシャン・アラ・カノム氏は土曜日デマギリで記者団の質問に答え「バングラデシュのシェーク・ハシナ首相は以前より橋梁建設に同意を表明している。その目標に向かって我々は進んでいる。橋梁は川の両側の人々の結束に寄与するだろう」と述べた。
ミゾラム州産業・商業省のJ.ミンタンマウィア局長は、「ミゾラム州の発展のためにバングラデシュとの良好な関係は必要不可欠である。ビジネス及び文化上での交流を通して友好関係を推進しなければならない。人々の交流において、提案されている橋梁は橋渡しの役割を担う」と語った。
山岳州のミゾラムとバングラデシュは318キロの国境を共有しているが、陸路での唯一の交流地点はインド側のデマギリとバングラデシュ側のランガマティの間となっている。

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(翻訳者:石川さくら)
(記事ID:666)