中規模の洪水の可能性
2018年07月03日付 Prothom Alo紙


・バングラデシュの北部と東部では、上流のインド領で降り続く雨の影響
・今後数日間、降雨続く見通し
・国内の河川水量増加し、新たに水に浸かる地域も

バングラデシュ国内で中規模の洪水が発生するかも知れない。北部と中部の10の地域で、土地の低いところが水に浸かるのではと見られている。この洪水は地域により3日から7日間続く見込み――洪水予報・警報センターはこのように予測している。

洪水予報・警報センターの観測では、バングラデシュ北部と東部を流れる河川の上流にあたるインド領内でここ数日雨が降り続いており、さらに今後も数日間にわたって降水予報が出されている。その結果、国内の河川の水量が増加し、新たな地域で洪水になる恐れがある。

これについて洪水予報・警報センターのアリフジャマン・ブイヤ上級技師はプロトム・アロに次のように述べた。
「国内の北部と中部で予測されている洪水は中規模のものだ。(インド・バングラデシュ両国を流れる)ティスタ川の水位は日曜日の段階で危険水位をほぼ超えており、一両日中に流域のバングラデシュ部分すなわちニルファマリ、ラルモニハト、ロングプル、ディナジプルの低い土地は水に浸かり、2,3日はその状態が続くとみている。一方、ポッダ(パドマ)川とブロンモプトロ(ブラフマプトラ)川の水量も増加しているので、今後5,6日の内に、カイバンダ、クリグラム、ジャマルプル、タンガイルおよびマニクゴンジョなどで、洪水が発生し、1週間ほど続く見通しだ」
予報センターの観測によると、昨日月曜日(7月2日)の時点で、国内の各河川に設けられた90の観測点のうち、54か所で推移が上昇していることが確認された。一方38の地点では水位がさがり、3地点では変化が見られなかった。シュロマ、クシアラ、シャリゴヤイン、旧シュロマの各河川の5地点で水量は危険水位を超えている。
気象庁は、今日火曜日にシレット、マイメンシン、ロングプル各県の多くの地点で、また他の地域でもいくつかの場所で少量から中規模の降雨があると予報している。それとともに場所によっては中量もしくは多量の雨が降る可能性も出てきている。昨日はネトロコナで国内で一番多い114ミリの雨が降った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:末政花鈴)
(記事ID:753)