バングラデシュ建国の父を描いた漫画の日本語版出版
2018年11月27日付 Prothom Alo紙


ボンゴボンドゥ・シェーク・ムジブル・ロホマン元大統領の生涯をもとにベンガル語で書かれた漫画本「ムジブ」の日本語版が出版された。今日月曜日(11月27日)、日本の首都東京で行われた式典でこの本が披露された。
バングラデシュのシンクタンク「Center for Research and Information」が中心となって出版されたこの本の日本語への翻訳を行ったのは、バングラデシュ人の研究者イムラン・ショリフと日本の聖心大学の大橋正明教授である。
在東京のバングラデシュ大使館で月曜日に催された本の披露式典には、日本の安倍晋三首相の昭恵夫人が主賓として出席した。また特別ゲストとして、ボンゴボンドゥの次女シェーク・レハナ氏および阿部俊子外務副大臣が招かれた。
挨拶の中で安倍昭恵夫人は「漫画本の日本語版を読んで、日本の子供たちがバングラデシュについて、またバングラデシュの献身的な指導者であったシェーク・ムジブル・ロホマンについてより良く知ることができるだろう」と希望を述べた。またバングラデシュと日本の友好関係について昭恵夫人は、(チョットグラムにある)Asian Women’s Universityの運営協議会のメンバーとしてバングラデシュを身近から見る機会があり、その国の人々がいかに友好的であるかを知ることができた、として、この漫画が日本の人たちにバングラデシュを紹介することができるように望んでいると語った。
また阿部俊子外務副大臣は「今年の8月ロヒンギャ難民の状況を視察するためにバングラデシュを訪れた機会に、当地の人たちの寛大な心に出会うことができた」と述べ、日本語版「ムジブ」が、バングラデシュの建国の父、シェーク・ムジブル・ロホマンについて日本の人たちがよりよく知るための手段となり、愛されるようになるだろうとの考えを明らかにした。
ラバブ・ファティマ駐日バングラデシュ大使が議長となって行われたこの日の式典ではさらに、ボンゴボンドゥの孫であり研究子会社シンクタンク「Center for Research and Information(CRI)」の理事を務めるラドワン・ムジブ・シッディク・ボビー氏があいさつの言葉を述べた。ボンゴボンドゥの次女シェーク・レハナ氏の長男であるラドワン・ムジブ・シッディク氏は漫画本の出版の背景を説明し、日本語版出版に携わった人々に対して感謝の言葉を述べた。
来賓たちはその後ステージに立ち、本のお披露目をした。式典の最後には、2人の翻訳者にその貢献を称えて安倍昭恵氏とシェーク・レハナ氏から記念の楯が送られた。

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(翻訳者:井口里紗)
(記事ID:787)