ツイッター、バングラデシュの15のアカウントを調査
2018年12月21日付 Prothom Alo紙


投稿サイト「ツイッター」は、バングラデシュの第11回国会総選挙をめぐって、ツイッターの複数のアカウントから偽の情報が拡散しているとの疑義への対策として、昨日木曜日、バングラデシュ国内から作成された15のツイッターアカウントを閉鎖することを、ツイッターのプラットフォームにあるツイッターセーフティアカウントを通じたツイートで発表した。
 ツイートによれば、閉鎖されたアカウントのフォロワー数は50以下で、これは比較的に極めて少ない。調査は今も続いており、終了次第それらのアカウントについての詳細が明らかにされるという。ツイートではさらに、「我々の初期の分析では、閉鎖の対象となったアカウントのいくつかはバングラデシュ政府と関連があることが分かった」としている。
 ワシントンポスト紙の記事によれば、アカウント閉鎖には政府の後ろ盾を得た人物が関与している可能性があるが、現時点では明確でない。ツイッターはいつアカウントを閉鎖したのかを明らかにしなかった。
 これに先立ち、フェイスブックからも同様の措置を取ったことが発表された。木曜日の夕方、フェイスブックのニュースルームに投稿された記事によると、フェイスブックは偽の情報を掲載した疑いで、バングラデシュ国内から開設された9個のページと6個のアカウントを閉鎖した。閉鎖されたページの中には、BDS News 24ドットコム、BBC Banglaという名前の偽アカウント、そしてNews Dinerrat 24ドットコムが含まれる。

 しかし閉鎖された6個のフェイスブックアカウントについては未だフェイスブックは明らかにしていない。フェイスブックは、インターネット安全上の脅威に対応する業務を行っている「グラフィカ」という企業を使って調査を実施し、調査終了後、バングラデシュの9個のページと6個のアカウントは閉鎖された。フェイスブックによると、閉鎖されたページとアカウントを通じてバングラデシュ現政権に賛同し、野党側を貶めるような偽の情報が拡散されていた。
フェイスブックの発表によると、閉鎖されたページのうちの一つのフォロワー数は11,900人で、閉鎖されたページをブーストさせるために800米ドル(広告料ベース)が支払われていた。このページで最初のブーストが行われたのは2017年7月で、最近では2018年11月にブーストされた。
これ以前に、バングラデシュ政府側から短文投稿サイト「ツイッター」に対し、ある人物のアカウントに関する問い合わせがあったが、ツイッター側は返答しなかった。ツイッターが半年ごとに発表している透明性報告によれば、バングラデシュ政府からの照会は今年(2018年)1月から6月までの間に行われた。オンラインによるこの報告では、どの国の政府からツイッターに対しどのような要望が寄せられたかを明らかにしているが、どのアカウント情報が要求されたかには言及されない。

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(翻訳者:大塚圭華)
(記事ID:791)