ディリプ・ゴーシュの発言に対するBJPの怒り
2019年01月06日付 Prothom Alo紙


昨日土曜日(1月5日)はモモタ・ボンドパッダエ西ベンガル州首相の誕生日だった。BJP・インド人民党に所属するディリプ・ゴーシュ西ベンガル州議会議長は、モモタ氏に誕生日を祝うメッセージを送った。その中でゴーシュ議長は「モモタ氏こそ、ベンガルから中央政府の首相となる資質を備えている」とし、さらに「ベンガル人の中からは彼女こそが首相になれる。その後ベンガルからBJPの誰かが首相になるかも知れないが」と記した。このコメントを巡って、一部のBJP幹部が怒りを露わにした。
「草の根会議派のこの指導者(モモタ)は西ベンガル州各地でBJPを苦しめ、迫害を続けている。テロを起こして選挙で勝利した、その草の根会議派の指導者をディリプ・ゴーシュはベンガル出身の首相としてふさわしいと言うのか」こんな発言が相次いでいる。
西ベンガル州BJPの党員たちは、アミト・シャー全インドBJP事務局長に、ディリプ・ゴーシュに発言について不満を訴えた。
モモタ首相の誕生日にディリプ・ゴーシュは「西ベンガル州の発展は州首相の成功にかかっている」として、今後さらに良い仕事をするようモモタ氏に促した。ゴーシュ議長はさらに「誰かベンガル出身の初のインド首相になるとすれば、それはモモタ氏となる可能性が高い。その後BJPの誰かが首相に就任することがあるかも知れないが。これまで、プロノブ・ムコパッダエ氏がベンガル出身の初の大統領となった。こんどはベンガル出身の首相が登場すべきだ。その候補者リストのトップにいるのがモモタ氏だ。過去にはジョティ・ボシュ氏が首相になるチャンスがあったが、党はその際ボシュ氏が首相となることを認めなかった。だから私はモモタ氏がベンガル出身の初の首相となるのを見てみたい」と語った。
ディリプ・ゴーシュのこのコメントが受け入れられなかったのは、BJPは今も(ナレンドラ・)モディ氏を再度首相にするために戦っているからである。インドでは来る3月、4月に連邦議会下院の543議席を争う選挙が実施されることになっている。

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(翻訳者:渡邉香帆)
(記事ID:800)