グラミン銀行のジョブラ村、今は市に
2021年11月30日付 Prothom Alo紙


自社記者ダッカ
公開:2021年9月5日 21時06分

ノーベル平和賞受賞者のムハンマド・ユヌス博士とグラミン銀行の成功でチョットログラムのジョブラ村はずっと前に有名になった。かつての貧困の人々のこの村は市へと格上げされようとしている。地方自治局は、ジョブラ村をハットハジャリ市に合併した。その結果、ジョブラの人々は、市の利点を使用する機会を得ることができる。

8月31日、地方自治局はハットハジャリ市にジョブラを含む4つの地域を合併させる意思を示した。これについては通知文も出している。残り3つの地域は、デワン・ノゴール、モッド・パハルトリとメコルである。通常、地域の合併の最終決定の前にその意向が通知される。

2006年にグラミン銀行とその創設者ムハンマド・ユヌス博士がノーベル平和賞を受賞した。グラミン銀行によって、ジョブラ村は世界的に知られるようになった。マイクロクレジットと呼ばれる新しいコンセプトのもと、1983年に完全に特化した銀行として、グラミン銀行は正式に誕生した。これはムハンマド・ユヌス博士によって設立された。しかしこの創立のずっと前に、チョットログラム県ハットハジャリのジョブラ村では組織の基礎が築かれていた。当時の村の人々の約100%が貧困のライン以下で暮らしていた。全員が「その日暮らし」の状態にあった。

1974年、チッタゴン大学で当時の経済学の教授であったムハンマド・ユヌス博士は、このジョブラ村の貧困の人々について研究を始めた。大学の村経済学プログラムを通じて、彼は学生を連れてジョブラ村へ赴いた。彼は、銀行の利便性から疎外されていたこの村の貧困の人々について研究した。その後、従来のシステムを超えた、貧困の人々のためのマイクロクレジットのプログラムを開始した。このようにして、ジョブラはマイクロクレジットの誕生の地になった。現在、国内の81,678の村にグラミン銀行は広がっている。さらに、同社は約940万人の会員を有している。

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(翻訳者:石原 悠翔)
(記事ID:1002)