コロナにより男性平均寿命は多く減少
2023年06月04日付 Prothom Alo紙


ポロトム・アロ・デスク
公開日:2021年9月27日

新型コロナウイルスの流行により、米国男性の平均寿命は2年以上減少した。米国だけでなく、世界中の様々な国でこのパンデミックを原因として男女ともに平均寿命が短くなった。しかし、ほとんどの国では、女性より男性の平均寿命の方が短くなっている。ロイター通信のニュースより。

そのような情報はオックスフォード大学の研究で明らかになった。本日月曜日に発表された調査報告書によると、去年の平均寿命の減少幅は、第二次世界大戦以来かつてないほどであったという。

オックスフォード大学は 29カ国を対象にこの調査を実施した。そこでは2019年に比べ2020年において、22カ国で平均寿命が6か月以上減少したことがわかった。これらの国の中には、米国、チリ、ヨーロッパの国々が含まれていた。そして29カ国中27カ国で平均寿命が減少した。

オックスフォード大学の研究者らは、各国の平均余命の減少はコロナウイルス感染による死亡に関係している可能性があると述べている。

ロイター通信によると、コロナ感染によりこれまでの死者数は約500万人だった。国際疫学ジャーナルに掲載された研究報告書の共著者であるリディ・カシャップ氏は、調査結果は新型コロナウイルス感染症が世界の様々な国にどれほど深刻な影響を及ぼしているかを示していると述べた。

ほとんどの国で男性の平均寿命は女性に比べて減少している。米国の男性の平均寿命は、2019年に比べて2020年は2年以上減少した。

15カ国で男性の平均寿命は1年以上、11カ国で女性の平均寿命は1年以上短くなった。過去5年半に達成してきた死亡率減少の進歩は、コロナウイルスによって止まってしまった。

米国では、労働者と60歳未満の人々の死亡率が高い。一方で、ヨーロッパでは60歳以上の高齢者の死亡率が高い。

カシャップ氏はさらなる研究を促進するために、低・中所得国に死亡統計を報告するように呼びかけた。

カシャップ氏は、パンデミックの世界的な影響をより深く理解するために、各国に対して死亡に関するさらなる情報を公開するよう求めている。

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(翻訳者:和田ちひろ)
(記事ID:1105)