WHOがコロナウイルス関連の世界的な緊急事態解除を発表
2023年07月22日付 Prothom Alo紙


BBC
アップデート: 2023年5月6日
世界保健機構(WHO)は、コロナウイルス拡大による緊急事態宣言を解除した。本日金曜日にWHOのテドロス・アダノム・ゲブレアスス事務局長がこのことを発表した。
世界保健機構のこの発表は、コロナウイルス感染の終息に向けた重要なステップとして考えられている。WHOは、コロナウイルスによる最高レベルの警告を発してから3年目にこの発表を行った。
当機構の役員らは、2021年1月にはコロナによる死者が最高レベルに達したと述べた。当時、世界全体で1週間に平均10万人もの人々が亡くなった。しかし、4月24日までの最後の1週間での死者数は3500人だった。
WHOの事務局長は、コロナの流行によって少なくとも全世界で700万人の人々が亡くなったと述べた。しかし彼は、この流行で実際には約2000万人の人が亡くなったと言う。彼はさらに、コロナウイルスは現在でも重大な危険であるとも語った。
テドロス・アダノム・ゲブレアスス事務局長は、「昨日木曜日に第15回WHO緊急委員会の会議が行われたと述べた。会議では、国際的に懸念されている公衆衛生の緊急事態終了を宣言するべきだとアドバイスされた。私はそのアドバイスを受け入れ、希望的観測からCOVID‐19の世界的な緊急事態が終了したと発表した。
しかし、同時にWHOの事務局長は、最高レベルの警戒を解除することは、危険が去ったことを意味するものではないと警告した。状況の変化により、再び緊急事態宣言が発表される可能性があると述べた。
この発表の結果、いかなる国がコロナウイルスに対処するために講じられた保護措置を撤回したり、このウイルスに対処するために導入した措置を解体したり、国民にコロナウイルスへの懸念は全くしなくてよいという情報を与えた場合、最悪の事態になるとテドロス・アダナム・・アダノム・ゲブレアスス氏は警告した。
コロナウイルスは2019年末に中国で初めて確認された。翌年2020年の1月にこのウイルスは公衆衛生上の脅威として考慮され、WHOは世界的に緊急事態宣言を発表した。
この流行に対処するために、コロナワクチンは状況を変える大きな役割を果たした。ワクチン接種により、数千万人の人々が感染による死者や重大な症状から守られた。
ところが、いまだに多くの国ではワクチン接種が最も必要な人々が取り残されている。
WHOの健康緊急事態プログラムの代表であるマイク・ラヤン氏は、「緊急事態は終了したかもしれないが、依然として危険は残っている」と述べた。彼は、「我々は、今後もこのウイルスの感染拡大は続けると考える。これこそが感染症の歴史なのである。」と述べた。

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(翻訳者:棚橋 黎)
(記事ID:1127)