iPhoneを捨てるよう、政府関係者に対しモスクワの指示
2023年07月22日付 Prothom Alo紙


プロトムアロ・デスク
公開:2023年3月22日
iPhoneを使用する政府関係者に対し、ロシア政府からiPhoneを捨てるよう指令が出された。代わりに、国のオペレーティングシステムが搭載されたAndroidフォンあるいはスマートフォンを使用するよう指示が出された。インサイダーニュース。

ロシアのメディアであるコメルサントは、政府関係者によるiPhoneの使用を停止するというこの命令についてのニュースを最初に掲載した。クレムリン(ロシア政府)が政府関係者に対し、4月1日までにiPhoneでの代わりに他のスマートフォンの使用を開始するよう指示された。主に安全面の懸念からこの指令が出された。

ロシアメディアによると、今月初めにモスクワでテクノロジー関連のセミナーが開催された。政府関係者はこのイベントでもiPhoneを使用しないよう指示を受けた。その代わりにAndroid、中国の技術を使用されたスマートフォン、またはロシア企業が開発した「オーロラ」というオペレーティングシステムが搭載されたスマートフォン等の使用が求められた。

そのセミナーの参加者の一人がこの情報をメディアに語った。彼はこう言った。「iPhoneに関する指示は明確だった。iPhoneを捨ててください、あるいは遊ぶため子どもに与えてください、と。」

ロシア大統領府のセルゲイ・キリエンコ第一副長官は政府関係者に対し、4月1日を期限として設けた。その期限までに、使用しているiPhoneを変更する必要があると指示した。

ロシアは昨年2月24日にウクライナへの総攻撃を開始した。この直後、iPhoneを製造する米アップル社は、ロシアでのあらゆる製品の販売停止を発表した。それにも関わらず、ロシア国民はiPhoneの使用を拒むことはできなかった。国内の多くの人が、様々な手段で最新版のiPhone14を手に入れている。

現在、ロシア政府から政府関係者に対しiPhone使用停止の指示が出されている。この指示についてはアップル社に反応を求められた。しかし、アップル社は応じなかった。

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(翻訳者:和田ちひろ)
(記事ID:1131)