インドによる厳しい措置:パヘルガームでの襲撃事件を口実に、インドはワーガー国境を閉鎖、パキスタン国民に出国を命令、インダス川水利協定を一方的に停止
2025年04月24日付 The daily Jang紙

ニューデリー(通信各社/本紙):-インドは被占領カシミールのパヘルガームにおける28名の観光客殺害を受けて、パキスタンに対し厳しい措置を発表し、ワーガー・アターリー国境を閉鎖するとともに、インダス川水利協定を一方的に停止した。パキスタン国民へ発給済みのインド・ビザを取り消し、インド国内に在留するパキスタン国民に対し48時間以内に出国するよう命じた上で、在ニューデリー・パキスタン高等弁務官事務所の国防、陸軍、海軍及び空軍軍事顧問全員を「好ましからざる人物」に指定し、外交官職員の数も制限し、インドの国防武官をパキスタンから召還するとの発表も行なった。パキスタン国民の南アジア地域協力連合(SAARC)ビザ協定の下でのインドへの渡航許可も取り消した。詳細によれば、昨日のパヘルガーム襲撃事件を踏まえ、ナレーンドラ・モーディー・インド首相を議長とする内閣安全保障委員会の会合後にパキスタンとのインダス川水利協定の停止、ワーガー国境の閉鎖、外交職員の数の制限を含む多数の措置を発表した。水曜日記者会見の席でヴィクラム・ミスリー・インド外務事務次官は、「パキスタン国民に対し南アジア地域協力連合ビザ協定の下での我が国への渡航許可は発給を差し止め、既にこの協定の下でビザ発給済みの者についてはそのビザが取り消される。同協定下発給済みのビザでパキスタン国民が現時点で我が国に在留している場合、彼らには出国のための48時間の猶予が与えられる。」と述べた。更に同外務事務次官曰く、「在デリー・パキスタン高等弁務官事務所の国防、陸軍、海軍および空軍の軍事顧問を「好ましからざる人物」に指定し、彼らがインドを出国するために1週間の猶予が与えられるとし、我が国もまた在イスラマバード・インド高等弁務官事務所から、我が国の国防、陸軍、海軍および空軍顧問を召還している最中である。アターリー国境のチェックポストは即刻閉鎖である。この国境のチェックポストを越えて入国した人々は2025年4月30日までは同じルートで帰国可能である。」と。更に同外務事務次官曰く、「両国の高等弁務官事務所の上記のポストは終了と想定されており、軍事顧問の役員5名もまた高等弁務官事務所から退去となる。インド高等弁務官事務所の職員は5月1日までに削減の上55名から30名とし、パキスタン高等弁務官事務所にも職員の人数を55名から30名に削減するよう通告した。」と。

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(翻訳者:神山登輝)
(記事ID:1207)