バングラデシュはパキスタンの謝罪を含む、3つの問題解決を求めた
2025年07月17日付 Prothom Alo紙


外交特派員
ダッカ
更新:2025年4月17日
1971年にバングラデシュに対してパキスタン軍が行った大量虐殺の責任に関する謝罪を含め、未解決の3つの問題の解決をダッカはパキスタンに対して正式に求めた。両国関係の強固な基盤を築くためには、これら未解決の問題の解決が不可欠だ。本日木曜日、ダッカで行われた両国の外務次官級会談において、バングラデシュはこの問題に強く言及した。そしてパキスタンは、これらの問題解決に向けた対話への前向きな姿勢を示しました。
外務事務次官であるモハンマド・ジャシム・ウッディンは記者達の質問の返答で、これらすべての情報を明らかにした。外務事務次官級会談について彼は夕方に外務省で記者会見を行い、説明した。
朝、迎賓館であるパドマでバングラデシュとパキスタンの外務事務次官級による第6回会議が行われた。この会談では、モハンマド・ジャシム・ウッディンがバングラデシュ側を、そしてパキスタンの外務事務次官であるアムナ・バルーチが自国側の代表を務めた。約15年ぶりのこの会談に出席するため、アムナ・バルーチは昨日水曜日の午後、ダッカに到着した。外務事務次官級会談の後、彼女は暫定政府の首席顧問であるムハンマド・ユヌス教授及び外交顧問のモハンマド・タウヒド・ホセインを表敬訪問した。
外務事務次官は記者達に対して、「パキスタンとの間に存在する歴史的に未解決の問題を提起した。これらの問題には以下の内容が含まれる:1971年にパキスタンの当時の軍によって行われた大量虐殺について正式に罪すること、バングラデシュに取り残されたパキスタン人の帰還、分断される前の共有財産をバングラデシュの正当な取り分の提供、そして1970年のサイクロン被災者のために送られた外国からの支援金の返す」ことである。
外務事務次官はさらに、「南アジアにおけるバングラデシュの友好国であり隣国でもあるパキスタンと、現在も未解決のまま残っている歴史的な諸問題を、できる限り早期に解決し、強固で福祉志向かつ未来志向の関係を築くために、私たちはパキスタンの協力を求めている。またこの目標の実現に向けてともに取り組むことの重要性を強調した。」と述べた。
歴史的な未解決問題に関するパキスタンの立場について尋ねられると、ジャシム・ウッディンは「パキスタンは、この問題について今後も協議を継続していくと述べている。本来、この種の会議は定期的に行われるはずだったが、今回の会談の前に最後に行われたのは2010年だった。そのため、約15年ぶりに行われた今回の会談ではすぐに問題が解決するとは期待していない。ただし、パキスタン側にはこの件について協議する意思がある。彼らはその意欲を示した。」と述べた。
「ダッカに来られて嬉しい」と語るアムナ・バルーチ
外務事務次官級の会談の後、パキスタンの外務事務次官であるアムナ・バルーチは、バングラデシュの外交顧問モハンマド・タウヒド・ホセインを表敬訪問した。その後、記者からの質問に対して彼女は、「ダッカに来られて嬉しい。話し合いはとても素晴らしいものだった。」と答えた。バングラデシュの料理や、ここでのショッピングについて感想を求められると、彼女は「とても良かった」と答えた。パキスタンの外務事務次官アムナ・バルーチは、バングラデシュの外交顧問モハンマド・タウヒド・ホセインを表敬訪問した。
イスハック・ダールが4月27日にダッカを訪問へ
外務省での会談に関するメディア・ブリーフィングで、外務事務次官ジャシム・ウッディンは、「会談では、パキスタンの副首相兼外務大臣であるイスハック・ダールのダッカ訪問日程も確定した。彼は4月27日と28日にダッカを訪問する」と述べた。

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(翻訳者:石渡亜理沙)
(記事ID:1221)