SAARCの復活と非核兵器地帯の確立を呼びかける、最高顧問
2025年11月12日付 Prothom Alo紙


BSS
ニューヨーク
公開:2025年9月27日
時間の経過とともに弱まりつつある世界的な軍備制限条約を復活させるため、暫定政府の最高顧問であるムハンマド・ユヌス氏は強く呼びかけた。特に、ユヌス氏は、中東や南アジアにおける非核兵器地帯の確立を求める姿勢を示した。あわせて、南アジア地域協力連合(SAARC)の復活を強く訴えた。
ユヌス氏は、アメリカのニューヨークで現地時間金曜日の朝に開かれた第80回目国連総会で演説を行った。
演説の中で最高顧問は、「私たちは完全な透明性のもと、平和目的で核エネルギーを利用する権利を各国が持つと考えており、その権利を支持している」と述べた。ユヌス氏はさらに、「ミャンマーだけではなく、今年はヨーロッパ、南アジア、中東など世界各国で多くの紛争が発生している。私は軍縮や核拡散防止の重要性を強く感じている」と述べた。
また、ユヌス氏は「ひとつの責任ある国家として、私たちは原子力発電所を稼働させる前に、国際原子力機関(IAEA)の傘下にある核の安全性と核のゴミ管理についての共同条約に今年加盟した」と述べた。
さらに、「この加盟を通じて、最高水準の原子力の安全性と透明性の確保に対する我々の約束を改めて強調した」と述べ、核兵器の不拡散と武器排除を通じて地域および世界の平和を確実にしていく決意を示した。
SAARCの復活を強く呼びかけ
ユヌス氏はSAARCを復活させる必要性ことに言及し、「40年前に設立されたSAARCは、発足当初から重要な発展を遂げ、地域協力の強い礎を築いてきた」と述べた。政治的な膠着状態を経ても、組織の制度的な構造は残っており、今後も多くの人のために活用できると指摘した。
最高顧問はさらに、バングラデシュが相互の尊重や透明性、福祉を基盤に地域間の協力を進めることを約束している。地域の連携や貿易を強化するために同国はすでにBIMSTEC、BBIN、アジア高速ネットワーク、そしてSAARCなどのイニシアチブに取り組んでいる。ASEANのような効果的な地域フォーラムに参加するために意欲を示している。そのために、努力を続けている。ユヌス氏は「すべての国が発展していくためには隣国との地域間協力は欠かせない。共通の天然資源を適切に活用し、思いやりを持つことが不可欠である」と強調した。
さらに、最高顧問は、バングラデシュは天然資源の平和的な利用を通じて地域協力へのコミットメントを示しており、最近では南アジアでは初めて国連の『水に関する条約』に署名したと述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:佐藤未悠)
(記事ID:1243)