ハマスに好意的なトランプ氏に「驚愕」のネタニヤフ氏
2025年11月12日付 Prothom Alo紙
アル・ジャジラ
ヨルダン
公開:2025年10月8日
米大統領ドナルド・トランプ氏の発言に驚愕し、ショックを受けたイスラエル首相ネタニヤフ氏。イスラエルメディアのニュースが、この情報を明かした。
米大統領は、ハマスの対応が好意的になったため、イスラエルにガザでの砲撃を終了させるよう要請した。
イスラエルのメディア報道によると、ネタニヤフ氏はハマスの発言に対し、米国とイスラエルが足並みをそろえた回答をするよう欲していた。それは、ハマスのあらゆる発言を絶対に好意的に受け止めないとするものであった。
ネタニヤフ氏の予想外の状況に対するふるまいから、彼の真に考えていることが理解可能だ。
ネタニヤフ氏は依然として、彼の政府と会談し連立政権下でその合意を交渉する必要がある。最終的には、投票を行われるからだ。
しかし、イスラエルの野党のリーダーは、ネタニヤフ氏のための「政治的セーフティネット」があると述べた。その意味は、たとえネタニヤフの右翼派メンバーたちが、いくつかの理由で合意に参加しない場合、野党の人達が出てくるだろう。彼らはネタニヤフ氏と共に、ある種挙国一致政府を作り出すことが可能である。
その挙国一致政府は、合意を獲得し、新たな国政選挙に向かうだろう。
イスラエルメディアが報じるところによると、野党のリーダーは、「我々はイスラエル人人質の家族からも、色々聞いている。彼らは、米大統領の発言に対し、全面的に協力すると言っている。その中にはガザへの砲撃終了のことも含まれている。大統領が気にしているのは、この爆撃によって、その場に残された人質に対し単なる危害、あるいは死がもたらされると思っているからだ。
ニュースはまた、すでにイスラエル内において政治的不信が蔓延していると報道した。今後24時間以内に、イスラエルが求める合意に関する路上反対デモが見られるだろう。
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(翻訳者:菅原昂平)
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