ハッラーズィー、「イランは欧州の歩み寄りを期待している」
2005年05月25日付 Sharq 紙

5月25日シャルグ紙5面

【IRNA】外相はイラン・欧州間核交渉の新ラウンドを直前に控え、「イランは従来の立場を堅持する。欧州側が積極的に歩み寄ることを望んでいる」と述べた。キャマール・ハッラーズィーはエスファハーンで開かれたペルシア湾会議の開会式終了後、報道陣に対し、「現在のところ、この交渉におけるイラン側の立場は明確であり、自らの利益が確保される方法で、現下の問題が解決されることを、われわれは望んでいる」と述べた。ハッラーズィー外相はさらに、過去も現在も、イラン側から交渉の継続を働き掛けてきたことを強調し、「欧州側は、交渉での問題解決のために、明確で建設的な一歩を踏み出せてはいないが、その一方で、イランは依然として、現在の交渉の行き詰まりを打開する用意がある」と語った。同外相はまた、核燃料濃縮の行程の一部をロシアに移すことについて、「これは技術面についてロシア側から提案されたもので、それについてはこれから議論する必要がある」と述べた。ハッラーズィー外相はまた、国民の選挙への参加についても、国際的視点から、次のように意見を述べた。「国際社会はどれだけの割合の国民が選挙に参加するか、注視している。可能な限り多くの国民が選挙に参加することで、イラン国民は外国による自国の内政への干渉を許しておらず、自らの運命は自ら自身が決定権を有しているというメッセージを、世界に伝えることができる」。

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( 翻訳者:南龍太 )
( 記事ID:95 )