イランの原子力利用は平和的に:ヨーロッパが要求 ハムシャフリー紙
2005年07月26日付 Hamshahri 紙

【ファールス通信】イランとヨーロッパ三カ国の核交渉に関わっているある西欧の外交官は、彼が核兵器と呼んでいるものをイランが保有することに対し、ヨーロッパは強く反対していると強調した。エジプトの新聞、「アル・アフラーム」の報道によると、ウィーン在住のこの外交官は、「イランと交渉にあたるヨーロッパ三カ国は、イランが自らの核計画の平和利用に関して客観的な保証を提示し、軍事利用可能な核分裂物質の入手へ向けたいかなる活動も断念するよう、望んでいる」と付言した。

 イラン共和国は再三にわたって、アメリカが主張しているような核兵器の取得は自らの軍事ドクトリンには存在しえないが、その一方で原子力の平和利用技術を獲得する権利を放棄するつもりは決してないと強調してきた。この匿名の西欧の外交官は続けて、「ヨーロッパはイランと政治的・経済的な協力関係を継続すること、そして国際的な監視下でイランが原子力の平和利用技術を獲得することを重視している」と述べた。

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( 翻訳者:南龍太 )
( 記事ID:542 )