米中外相、イラン核問題について会談 ハムシャフリー紙
2006年10月10日付 Hamshahri 紙

【政治部】北朝鮮の核実験が世界を震撼させた。このことについて国連安保理常任理事国5カ国は、北朝鮮の核問題の検討するため協議を増やすことに合意した。

イラン外務省の報道官は、週の定例記者会見で、北朝鮮の核実験に関するイランの立場を尋ねた質問に対し次のように答えた。「イランの姿勢はこれまでどおり、いかなる大量破壊兵器の製造、実験、拡散にも反対する。」イスラーム共和国通信(IRNA)は、中国情報筋からの情報として、北朝鮮の核実験後に米国のライス国務長官と中国の李肇星(りちょうせい、Li Zhaoxing)外相が電話会談を行い、ロンドンで開かれる安保理常任理事国5カ国とドイツによる会議とイランの核開発問題に関して協議を行ったと伝えた。

この電話会談の詳細は明らかにされなかったが、西側のマスコミは、米国が対イラン制裁を強め、イランの核開発問題について米国の措置を支持するよう中国やロシアに強いメッセージを送るよう求めている。ワシントン・タイムズ紙は、米国の制裁について、中国とロシアの対イラン制裁への賛同が必要であり、安保理に制裁案を提出するには、両国の賛同が不可欠であると報じている。ワシントン・ポスト紙もまた、次のように報じている。「イラン核開発問題は、ライス国務長官の当該地域への訪問における最重要課題のひとつであるが、成果は、ほとんど出ていない。」

IRNAもこの報道の一部を報じている。IRNAは、その報道でイラン核開発問題に言及し、アラブ諸国におけるライスの説得攻勢は、早期に活発化するだろうと結論づけている。

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( 翻訳者:Fri3Class )
( 記事ID:3691 )