「バーネ市民はイラン国民の抵抗の象徴」:アフマディーネジャード ハムシャフリー
2006年11月16日付 Hamshahri 紙

2006年11月16日付ハムシャフリー

 アフマディーネジャード大統領は、「バーネ市民はイラン国民の抵抗の象徴であり、敵を前にしても、アールバーバー山のごとく、動ずることがなかった。聖なる防衛〔イラン・イラク戦争〕のときに彼らが示した不屈と抵抗は、誰も忘れることができない」と述べた。
〔*訳註:バーネはクルド系住民が居住するイラン西部コルデスターン州の町で、イラクとの国境地帯に位置している。アールバーバーは同地域にある山の名前〕

 マフムード・アフマディーネジャード大統領はアーバーン月25日〔11月16日〕木曜日、バーネ市のタフティー・スタジアムで行われた熱烈なバーネ市民との集会で、〔イラン・イラク〕戦争のときのバーネ市民の勇敢さに触れ、「バーネ市民は抵抗し、決して塹壕を明け渡すことがなかった。ある爆撃では、600名以上が尊い命が失われた」と語った。

 大統領はまた、勝利は抵抗の成果であるとした上で、イラン国民の堅忍不抜の象徴として「セイエド・アブドル・マジード・ガーデルハーン・バーネイー」という人物に触れ、「この国民的英雄は、ある爆撃で3人の子を失い、また別の戦線でさらに3人の子を失ってなおも、塹壕を離れようとしなかった」と付け加えた。

 アフマディーネジャード大統領はさらに、堅忍不抜こそ勝利の秘訣であるとし、敵の圧力に抵抗する者は神とともにあると指摘した上で、「預言者〔ムハンマド〕は忍耐と抵抗によって、孤立無援、圧力、戦争、兵力の不足、敵の包囲といったあらゆる難局をも克服し、勝利を手にしたのだ」と述べた。

 大統領はその上で、「イランの敵は8年間にわたる戦争をもってしても、われわれを打ち負かすことはできなかった。今日彼らは、重要な問題に関し、脅しをかけたり、騒ぎを起こしたり、しかめっ面をしたりすることで、われわれの不屈の精神を打ち破ろうとしている」と語った。

 大統領はまた、核エネルギー問題における敵の妨害行為を指摘して、次のように語った。「彼らは核エネルギーを独占し、そうすることで諸国民を支配しようと欲している。しかし、イラン国民はこれまで抵抗を続けてきたこと、そして自らの権利を今後も守り続けるであろうということを、彼らも知るべきだ」。

 大統領はさらに、われわれは核エネルギーをめぐる議論において、最終的な一歩を踏み出す準備はできており、そこまではあとほんの少しであるとした上で、「神の助けにより、今年度中に核の祝典を挙行することができれば、幸いである」と付け加えた。

〔後略〕

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:3909 )