アフマディーネジャード、欧州三カ国に警告 ハムシャフリー
2006年12月19日付 Hamshahri 紙

2006年12月19日付ハムシャフリー

【ハムシャフリー・オンライン】マフムード・アフマディーネジャード大統領はイラン核計画の継続を改めて強調した上で、イギリス、フランス、ドイツの3カ国に対し、核計画の進歩を阻もうとする試みは、イランに対する《敵対的行為》として理解されることになるだろうと警告を発した。

 地方州訪問の一環として閣僚らとケルマーンシャーを訪れたマフムード・アフマディーネジャード大統領は、今日の朝(1385年アーザル月28日〔=2006年12月19日〕火曜日)、〔国連安保理常任理事国5カ国とドイツの〕5+1を構成するヨーロッパ3カ国に向けて、「もしイランの進歩をあくまで阻止しようとするならば、イラン国民はこのような行為を敵対的行為であると理解し、あなた方との関係を修正することになろう」と語った。

 国連安保理常任理事国5カ国(中でもイギリスとフランス)及びドイツは、ここ数ヶ月間、イラン制裁に関して合意に達するべく、努力を続けている。

 これに対してアフマディーネジャードは、本日ケルマーンシャーの市民を前にして行った演説の中で、3カ国に向けて、次のように述べた。「あなた方は数の上では少数にすぎないが、たとえそれが100倍になろうとも、イラン国民の動きを止めることは不可能だ。それゆえ、あなた方に忠告しておきたいのは、イラン国民と友好関係を築くことが、あなた方とその国民の将来の利益になるということだ」。

 他方インターファクス通信は、ヨーロッパ3カ国が提示した対イラン制裁に関する改正案に、ロシアが同意したと伝えた。

 ロシア外相は同通信との独占インタビューの中で、「交渉のテーブルに復帰し、IAEAと積極的に協力するようイランに促すような決議の採択を、ロシアは望んでいる」と述べた。ラブロフ外相は同時に、このような決議はイランのさらなる孤立を引き起こすものであってはならない、と強調した。

 アフマディーネジャード大統領は、今日行った演説の一つで、国連安保理各国が採択に向けて準備を進めている決議案に触れ、次のように語った。「抑圧的な権力は、原子力エネルギー〔技術〕の完成に関連する部品の供給に関して、イランへの制裁をいつも口にしている。しかし、われわれは次のように断固として宣言する。われわれは、原子力エネルギー〔の獲得〕へ向けた栄光ある道の全行程をすでに通過したのだ、われわれは我が国の若き研究者・人的資本の力によって、この栄誉をすでに達成したのだ、ということだ」。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:4174 )