レバノン反対派勢力がベイルート市内で数十万人規模の集会(アル・ナハール紙)
2006年12月02日付 Al-Nahar 紙

■ ハリーリー議員、危機の解決は対話によるべきとの見解
■ ジュンブラート議員、レバノンをシリア・イラン同盟と結びつけることを拒否
■ 反対派勢力が数十万人規模の集会 国軍の介入で首相府包囲が終結
■ アラブ諸国および国際社会が政府支援 ビッリー議長の役割再生に関心集中

2006年12月02日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

 昨日ベイルートの中心街で数十万人が集結したヒズブッラー主体の反対派勢力による抗議デモは、当局側と反対派勢力側の双方にとって成功した試みであった。当局側は表現者の数の上での規模はどうあれ表現の自由を許容する政治的および治安維持面での能力を示すことができたし、反対派勢力側は公の秩序を乱さない限界を守る節度をもった平和的な行動の能力を示すことができた。

 しかしデモが午後に終わって座り込みが夕方から始まると、政府打倒を訴える運動が首相府を包囲する動きへと変貌したことが国内外の反応をもたらし、夜更けに到ってヒズブッラーの包囲が解除され、座り込みの参加者たちが複数の広場に建てられたテント群に引き上げたことでようやく収束した。それによって中心街の道路を全て開通することが可能になり、何らかの障碍となる事態が起こらなければ、今日には日常の状態に戻る予定である。

 一方、この日の政治的動向に関しては、唯一演説を行った「変化と改革ブロック」代表のミシェル・アウン議員が発した政府打倒のための呼びかけに対して、デモの前後に多数派勢力が「政権は存続する。政権交代の日程はエミール・ラッフード大統領の交代をもって開始するであろう」と応じている。

 政府はアラブ諸国や国際社会の各方面から連絡を受け、これら各方面は政府が国内の平和の維持に成功したことを称賛するとともに、どのようなレベルにおいても、政府がひきつづき役割を果たす能力があるという信頼感をあらためて表明した。

■ 首相府の包囲

 政府高官筋は本紙に対して反対派勢力の行動の治安面について明らかにし、「ここ数日間で複数の会議が行われ、国軍司令部はその間、公の秩序を守るという条件下で平和的な表現の自由を与えるという政府の方針をもとに反対派勢力との連絡を担当した。反対派勢力の動きを抑制するための実務的な計画の策定は国軍司令部に一任された」と述べた。

(後略)



Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:南・西アジア地域言語論(アラビア語メディア翻訳) )
( 記事ID:4083 )