世界がアンタリヤに注目 -3月29日トルコ南部で皆既日食(Milliyet紙)
2006年02月17日付 Milliyet 紙

  アメリカからヨーロッパの諸都市、あるいはエジプトから日本に至るまでの多くの人々が、3月29日の皆既日食の目撃者となる。日食の様子は、トルコの代表的な観光地であるアンタリヤから生中継される予定だ。
 トルコ科学技術研究機構の国立観測所の専門研究員トゥンジャイ・オズシュク博士は、アメリカNASAの調査チームが、皆既日食のため、3月29日にシデの古代遺跡劇場で終日生中継を行う予定だと述べた。オズシュク博士は、NASAのチームが準備している番組「アース・デイ2006」がアメリカ、ヨーロッパ各国、そしてエジプトで視聴できる予定だと明らかにした。
 イラン、イスファハンのヘダーヤトギャラーン研究センターからマナヴガト[アンタリヤ県]を訪れる4名の科学調査チームがインターネットで皆既日食を生中継する予定だとオズシュク博士は述べ、日本からの研究チームの科学者たちは、アドラサン[アンタリヤ県]から日食を観測してインターネットで生中継する予定だと述べた。

■学校では日食観察の授業

 アンタリヤ県のアフメト・セザーイ・イルテム教育長は、皆既日食のために、3月29日の県と郡すべての学校の授業が天体観測をテーマに実施されると述べた。日食に関連して、生徒による絵と詩のコンクールが準備されているとイルテム教育長は述べ、宇宙科学に関する会議も開催される予定だと述べた。
 生徒へ配布予定の、日食を観察するための特製サングラスのスポンサーを探しているとイルテム教育長は述べ、無料あるいは名目的な価格でサングラスは生徒たちに渡されると説明した。生徒たちは特製サングラスを使い、学校から日食を観察できるとイルテム教育長は述べ、日食に特に興味のある生徒のためには望遠鏡も確保してあることを付け加えた。


参考:皆既日食の様子のアニメーション(NASAによる)
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http://sunearth.gsfc.nasa.gov/eclipse/SEanimate/SE2001/SE2006Mar29T.GIF

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( 翻訳者:高田 利彦 )
( 記事ID:1914 )