アフマディーネジャード、ホッラムシャフルで演説:「われわれは核燃料サイクルを我が物としている」 シャルグ紙
2006年05月25日付 Sharq 紙

2006年5月25日付シャルグ紙2面

【イラン学生通信】篤信・献身的で、誇り高きホッラムシャフル人民との集会に出席した大統領は、ホルダード月3日〔西暦2006年5月24日*〕を《栄誉と誇りの日》であるとし、神への感謝を捧げた。

〔*註:5月24日は、1980年にイラン・イラク戦争でイラク軍に占領されたホッラムシャフルが、イラン軍によって1982年5月に奪還され、イラク軍がイラン領内より駆逐されたことを記念する、解放記念日〕

 一日間の予定でフーゼスターン州を訪れたマフムード・アフマディーネジャード大統領は昨日、ホッラムシャフルの金曜モスクに集まった人民を前にして、「われわれの使命とはイランを建設することだ」とし、そのためには3つの条件が必要だと説明した。

 大統領は第一の条件として「団結と統一」を挙げ、次のように述べた。「イラン国民は一つの家族、一つの身体のようなものである。27年間にわたるわれわれ国民の勝利の秘密は、統一と抵抗、一致団結にある。イラン国民の敵どもは、われわれの団結によって手痛い打撃を被ってきた」。

 大統領は続けて、次のように述べた。

 「イラン国民が勝利を手にするたびに、敵どもは策略をめぐらし、怒りを感じてきた。今日も、27年間にわたる経済的、科学・技術的等々の封鎖にもかかわらず、若者たち、イラン国民、そしてシャヒード(殉教者)たることを理想とする者たちがそれに立ち向かい、建設の時代に自らの力、思考能力、信仰、努力によって貴重なる核技術を手に入れた様をみて、敵どもは再度怒りに震え、陰謀に手を染めようとしている。今日という時代は再び、自覚と覚醒、そして抵抗の時代なのである。我が国民は抵抗によって、いと高き学問の頂点を極めることができた。そして今日、神の恩寵により、われわれは平和利用のための核燃料サイクルを、ゼロから出発して完璧に我が物としていることを、高らかに宣言することができるのだ」。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:2519 )