非同盟諸国会議:イランの核問題に対する擁護の声明 ハムシャフリー紙
2006年05月31日付 Hamshahri 紙

2006年5月31日付ハムシャフリー紙2面

[政治部]
 イラン外相はマレーシアにおける非同盟諸国会議(NAM)終了後の記者会見に参加し、参加者の質問に答えて語った。AFPによれば、イラン外相マヌーチェフル・モッタキーはこの会見で、イランは前提条件なしに[欧州連合3カ国に対して核開発をめぐる]交渉を開始する用意があると発表した。同氏はアメリカの記者団に対してイラクに対する立場を繰り返して、「アメリカは悪い行いをしたため、イラクに関するアメリカとの対話は一時停止のままとどまっており、対話再開のめどはアメリカの行いの変化にかかっている」と述べた。

 非同盟諸国会議の閣僚会議は昨日、最終声明のほかにイランの平和的核利用に対する擁護の声明を採択して閉幕した。マヌーチェフル・モッタキーはこの会議での演説で非同盟諸国会議はさらにこの運動を続けることを強調した。

 イラン外相はこの会議でインドやベネズエラ、キューバなどの諸国の閣僚と会見し、アラブ諸国連盟の理事長とも会談を行った。またアラブ諸国連盟理事長のアムル・ムーサーはこの会見においてイランの平和的核利用の権利を強調した。



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( 翻訳者:下山伴子 )
( 記事ID:2585 )