ムハンマド・エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)事務局長:イランは脅威ではない ハムシャフリー紙
2006年06月01日付 Hamshahri 紙

2006年6月1日付ハムシャフリー紙2面

[政治部]
 アメリカを訪問中のムハンマド・エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)事務局長は、昨日カルフォルニア、サンフランシスコの国際研究機関で「イランは現在、国際安全保障の脅威ではなく、我々はイランの核問題の本質と実践に関する調査研究に対してまだ多くの時間がある」と述べた。

 ロイター通信によれば、ノーベル平和賞を受賞した同氏は、「中東地域は火中にあり、誰も火に油を注ぐことは望まない」と強調した。

 国際原子力機関(IAEA)事務局長は、イラクでのアメリカの振る舞いや、サッダーム政権による大量虐殺兵器の保持という口実に触れて、「このような方法で専制君主の手から逃れることはできない」と述べた。

 また同氏は、イランは対話の用意があると強調したが、アメリカに対しては、北朝鮮の件から学ぶべきだと警告して、「限度を超えた圧力はイランの態度を硬化させる可能性がある」と述べた。



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( 翻訳者:下山伴子 )
( 記事ID:2594 )