イスラエル軍、レバノン国内の橋梁9ヶ所以上を爆撃(アル・ナハール紙)
2006年07月13日付 Al-Nahar 紙

■ 「誠実な約束」と「橋梁戦争」...ガザ地区の事態がレバノンに拡大

2006年07月13日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

 イスラエルが昨日レバノン南部からダームールにかけて展開した「橋梁戦争」は、[ヒズブッラーの]「誠実な約束」作戦に対する広範囲の報復への前触れなのであろうか?多くの国民が恐れるように、ガザで起こっていることがレバノン南部および全体に波及するという事態になるのだろうか?

 イスラエル軍が深夜までに9ヶ所以上の橋を破壊したのは、昨日の朝ヒズブッラーが電撃作戦によって兵士2人を捕虜とし8人を殺害するという2000年のレバノン南部撤退以来最大級のイスラエル軍への一撃を繰り出したことに対する報復として、イスラエル政府がレバノンへの軍事攻撃を承認する決定を下したことを受けて、それを実行するための準備段階だったのではないかと見られる。

 またヒズブッラーの関係者が本紙に明らかにした情報では、アイタ・アル=シャアブの町の付近ではヒズブッラーの戦闘員とイスラエル軍の最も激しい戦闘が展開されたとのことである。ヒズブッラーの兵士はこれに先立ってイスラエル軍の装甲兵員輸送車を爆撃し、中にいた8人の兵士のうち6人を殺害し2人を捕虜にしていた。

(後略)



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( 翻訳者:吉永晶子 )
( 記事ID:3020 )