ムバーラク大統領とバハレーン国王、レバノン・パレスチナ情勢について会談(アル・アハラーム紙)
2006年07月21日付 Al-Ahram 紙

■ ムバーラク大統領とバハレーン国王、レバノンとパレスチナに対する軍事攻撃激化と停戦の必要性について協議

2006年07月21日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 エジプト-バハレーン首脳会談では、即時停戦の必要性と、レバノン・パレスチナ両国民に対するイスラエル軍の軍事行動激化、高まる危機の収束、地域を危険な状態に引き込むことの阻止、レバノンの主権とその独立の尊重および保証などについて話し合われた。

 ホスニー・ムバーラク大統領とバハレーンのハマド・ブン・イーサー国王は、昨日カイロで首脳会談を開催し、中東の安定維持の重要性、収集困難なまでに事態が膨張することの阻止、軍事力に対する対話の優先を確認した。

 バハレーン国王は、エジプトがアラブの問題のために払っている真摯な国家的努力や、公平で包括的な中東和平というビジョンのためにアラブの権利を擁護する側に立って一歩も引かない姿勢に対する評価を表明した。
バハレーン国王は、今回のエジプト訪問に寄せた声明の中で、「今回の訪問は中東の現状および同胞たるレバノン国民が晒されている敵対行為という状況を受けて行われた。この事態に対し我々は皆、停戦とレバノンの国家主権およびその独立の尊重・保証のため、早急な行動が求められる」と述べた。

 また国王は、バハレーンとエジプトの関係はすべての分野において強固で目覚しいとして、ムバーラク大統領との首脳会談では両国間協力、レバノンおよびパレスチナでの事態を受けてのアラブ地域の現状把握、我々にも直接の影響を及ぼす暴力と攻撃激化を止めるため、アラブの一致強調した立場を見出す、といった問題について話し合われたとも述べた。

 そしてハマド国王は、今後の挑戦に向き合うに際してアラブの統一された立場を具現化し、中東和平プロセスを前進させ、和平プロセスへの信頼を取り戻すために、これらの情勢すべてについてムバーラク大統領と検討したことを明らかにした。

 国王はまた、エジプトへの訪問は、政治分析におけるムバーラク大統領の明快で現実的なビジョンと、アラブの立場を調整するための継続的な努力とを確認するものだ、と強調した。


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( 翻訳者:香取千晴 )
( 記事ID:3071 )