ビント・ジュバイルをめぐってイスラエルとヒズブッラーの攻防続く(アル・アハラーム紙)
2006年07月26日付 Al-Ahram 紙

■ ビント・ジュバイルの命運をめぐって情報が錯綜
■ イスラエルはレバノン領内に70km以上は侵入しないと明言

2006年07月26日付アル・アハラーム紙(エジプト)HPアラブ世界面

【ベイルート:ファトヒー・マフムード、ガザ:本紙特派員】

 イスラエルのレバノン攻撃は14日目に入っても続けられ、南部の戦略的拠点であるビント・ジュバイルではこの二日連続でイスラエルとヒズブッラーの戦闘員による激しい戦闘が行われている。

 イスラエル側は軍事作戦開始以来はじめて、イスラエルの陸上部隊はレバノン領内に70km以上は侵入しないと発表した。同時にイスラエル軍筋が明かしたところでは、レバノンでの軍事作戦には長期的な計画があり、その一つはスールを対象にしているという。

 戦略的な拠点であるビント・ジュバイルの命運については情報が錯綜しており、イスラエル軍放送は同軍が村を制圧したと発表したが、ヒズブッラー側は戦闘は継続中であり、ヒズブッラーの部隊が陸空からの援護を受けたイスラエルの精鋭部隊に立ち向かっていると伝えた。

 イスラエル軍北部方面司令部のアロン・フリードマン指揮官はイスラエル軍放送に対し、「ビント・ジュバイルは我々の手に落ちた」との声明を出した。

 ビント・ジュバイルは日曜日にイスラエルが制圧したマールーン・ラアスから北に10キロ以内に位置する国境地帯の中心地であり、ヒズブッラーの本拠地のひとつとみなされる。(後略)


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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:3092 )