ムバーラク大統領、レバノンでの即時停戦を要求 (アル・アハラーム紙)
2006年07月25日付 Al-Ahram 紙

■ムバーラク大統領はレバノンでの即時停戦を要求・・危険な現状に警告
■エジプト-サウジアラビア首脳会談は今日、軍事的対立の終息と人道危機の歯止めを模索

2006年07月25日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

ホスニー・ムバーラク大統領はレバノンでの即時停戦と、人道危機および罪なきレバノン市民が犠牲となっている流血の事態への歯止めを呼びかけた。

またムバーラク大統領は、現状は極めて危険な状態であり、速やかな対処が必要であると警告、停戦と二週間近くも続いているレバノン南部での軍事的対立の収拾が遅れたことで、現在よりもさらに事態が複雑化すると指摘した。

中東のMENA通信社に対するコメントにおいて大統領は、停戦後には対話の機会が設けられ、軍事的な対立とレバノンのインフラ破壊、双方の物質的人的損害を招いた問題への処置が行われる可能性があるとの考えを明らかにし、シャバア農地の境界線画定や拘束者の解放といった議題も扱われえるとつけ加えた。

また大統領は、明日ローマに集結するであろう、レバノン危機の当事者らに対し、この危機を終息させ、流血を停止し、この犯罪行為の犠牲となっている罪なき市民を救い、軍事的対立を早急に終わらせるため、断固たる決定を下すよう強く求めた。

(後略)


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( 翻訳者:玉井葉子 )
( 記事ID:3109 )