ジュンブラート議員がエジプトに謝意、ハリーリー議員はシリア大統領を非難(アル・アハラーム紙)
2006年08月18日付 Al-Ahram 紙

■ ジュンブラート議員、エジプトに謝意
■ ハリーリー議員はアサド大統領を「カナで殺された子どもたちの血を取引材料にしている」と非難

2006年08月18日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ベイルート:本紙記者】

 ドルーズ派の政治リーダー、ワリード・ジュンブラート議員は、エジプトとサウジ、クウェイトなどの湾岸諸国をはじめとするアラブ諸国および国際社会に対し、レバノンの統一と独立を支えたことへの謝意を示した。
一方でサアド・アル=ハリーリー議員はシリア大統領バッシャール・アル=アサドに対し、カナやガザ、バグダードで殺された子どもたちの血を取引材料にしていると非難した。 

ジュンブラート民主主義会合代表はヒズブッラーにレバノン国軍への参加を要請し、開戦や和平の決定を国家の手に委ねるよう求めた。
ジュンブラート氏は昨日の記者会見で、「1949年停戦合意とターイフ合意へのヒズブッラーの承認は、レバノンが二度と戦場にならないよう、効力を持ち続ける」と述べて、極秘行動や秘密裏の武器所持を維持するための「柔軟な枠組み」を求めるヒズブッラーを批判し、「その論理は健全でない」とみなした。

 一方、レバノン国会多数派のリーダーであるサアド・アル=ハリーリー議員は、シリア大統領バッシャール・アル=アサドをこれまでになく厳しく非難し、最近アサド大統領が行った演説のことを、「レバノンに対してイスラエルが行った爆撃に続く重爆撃だ」と評した。

 またハリーリー議員はシリア大統領をカナやガザ、バグダードで殺された子どもたちの血を取引材料にし、レバノンとパレスチナ、イラクに内乱を引き込もうとしていると非難して、「レバノンはシリアとイスラエルから脅かされている」と語った。



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( 翻訳者:香取千晴 )
( 記事ID:3311 )