各地で猛暑~アンタリヤでは「50℃」を記録(Hurriyet紙)
2006年08月22日付 Hurriyet 紙

アンタリヤで、県庁舎の前の温度計が昨日の日中50℃を示した。湿度が86%になったアンタリヤの通りでは人が見られなかった一方、人々は海水浴場やプールに詰め掛けた。

 アンタリヤ県庁舎の外面に設置された、気温と湿度を示す電光掲示板は、日光にさらされている。その温度計は日中50℃を示したが、アンタリヤ気象局の情報によると、昨日この都市の最高気温は日陰において43℃と観測された。日中には湿度が15パーセントまで下がったアンタリヤでは、昨日、今年の最高気温が記録されたこととなる。
 ベキル・ストゥク・ハンルオール副知事は、人々に熱暑に対する警報を発すべき明確な基準が設定されていないと述べた。同副知事は、アンタリヤで前日40℃に達したことで県庁が警報を発令したのを想起させ、「規程によると氷点下や40℃では就業できない。ただ(警報を発すべき)熱暑については法規が存在していないのだ」と話した。

■警戒の基準
 世界保健機構によると、高い湿度は、医学的な観点から警戒されるべきだとされている。同機構の基準によると、気温34℃、湿度95%が48時間続くと警報が出される必要がある。2000年7月13、14日にはトルコ全土で記録的な熱暑によって公共機関は2日間休業となった。アダナでは同時期に気温は39℃であったが、湿度は96%で最高値を記録した。

■湿度90%
 過去4年で最も暑い8月となっているイスタンブルでは、35℃に達する気温と90%台の湿度ゆえに、耐え難い状況となった。イスタンブル気象局のエルギュン・ギュレル副局長は、気温が35℃まで上がったと説明した。同副局長は、湿度が日中35~40%、日没後70%、朝方には90%台に達したとし、湿度の平均は平年より10%高いと強調した。




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( 翻訳者:岩根 匡宏 )
( 記事ID:3324 )