レバノン政府「シリア国境の警備は国際部隊でなく国軍が担当」(アル・ナハール紙)
2006年08月25日付 Al-Nahar 紙

■ セニョーラ首相、批判者たちに対してアンマン経由便の停止を示唆
■ レバノン、シリア国境および検問所の警備は国軍が担当する意向

2006年8月25日付アル=ナハール紙(レバノン)HP一面

 レバノンは昨日、レバノンとシリアの間に、またおそらくはシリアと国際社会の間にさらなる「危機を生み出す計画」を阻止した。レバノン・シリア国境の警備についてはレバノン国軍の独自の部隊が担当することと、安保理決議第1701号で認められている国際部隊への協力要請は検問所監視の技術的な補助に限定されることを言明したのである。

 昨夜開かれた閣僚会議において、シリア国境地帯へのレバノン国軍展開に際して増強国際部隊に支援を求める可能性について詳細な議論がなされたとの情報が伝えられていた。しかしこの問題については、安保理決議第1701号ではレバノンが陸上および海上の国境において国の完全な主権を行使するため、必要に応じてまた考えられる手段によって、検問所の監視について支援を求めることを認めているものの、シリア国境地帯に展開するのは国軍に限定するとの合意が成立したため、何ら対立は生じなかった。

 しかし閣僚会議は公式の声明によればフアード・アル=セニョーラ首相に、ドイツのアンゲラ・メルケル首相に連絡して「レバノン国軍が陸上および海上の国境を保全して独自の部隊によって規制することを可能にするための装備の補充や、レバノン国軍兵士および協力要員に対する訓練」について協議するよう委任した。

 また閣僚会議はかさねて「レバノンは安保理決議の履行に努める」との立場を表明し、「レバノンが国境および検問所を保全するとともにレバノン国家の合法的権力のもとでこれを規制するようレバノンに求めた安保理決議の内容に沿って、レバノン政府が完全な支配権を行使することの重要性」を強調した。

 また国際社会に対しては「その信頼性を守るためにも、イスラエルに対して安保理決議を尊重し、レバノン政府権力のもとで空港と港湾を再開するための即時の措置を講ずるよう圧力をかけること」を求めた。

 ガーズィー・アル=アリーディー情報相はシリアのバッシャール・アサド大統領の発言は「レバノンの利益にもならず、レバノンで実現した勝利にとっての利益にもならず、レバノン・シリア関係のためにもならない」と述べ、「レバノン政府は、レバノン・シリア国境地帯にUNIFIL部隊を展開する意向だなどとは一言も言っていない」ことを指摘し、「我々は、国境の外から警告したり威嚇したり、我々のためにロードマップを描いてみせるような人間を必要としてはいない」と述べた。

(後略)



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( 翻訳者:香取千晴 )
( 記事ID:3387 )