IAEAとテヘランの協力プロジェクトの90パーセントは依然として有効
2007年02月10日付 Hamshahri 紙

 イラン原子力庁のモハンマド・サイーディー国際問題担当次官は、「イランとIAEAの協力プロジェクトの停止を目指すアメリカの努力にも拘わらず、これらの協力プロジェクトの90パーセント以上は依然として効力を失っていない」と述べた。

 同次官は2月9日金曜日の夜、IRNA(イラン国営通信)記者とのインタビューの中で、さらに「イランとIAEAとの協力プロジェクトの残りの約10パーセントも、IAEAの会合の中でで、一つ一つ詳細に検討がなされるだろう」と付け加えた。

 イランとIAEAの協力プロジェクトのかなりの割合が停止されたとの一部報道について質問を受けた同次官は、「ごくわずかで取るに足らない数の協力プロジェクトが停止されたに過ぎない」と答えた。



訳註:ここで言及されている「協力プロジェクト」とはIAEAがイランに対して行っている技術支援プログラムのことで、一部報道によるとIAEAは国連決議第1737号に基づき、55の支援プログラムのうち22のプログラムの凍結を決定したという。このような技術支援プログラムの凍結が行われたのは、これまでサダム・フセイン政権下のイラクと北朝鮮だけであり、IAEAの今回のアクションは「象徴的な意味」があるとされる。

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( 翻訳者:笹川由香里 )
( 記事ID:10149 )