ビッリー国会議長がハリーリー議員と2回目の会談
2007年03月10日付 Al-Nahar 紙

■ ナスルッラー書記長が「妥協」を呼びかけ 19人+11人政府案は「勝者もなく敗者もない」解決策であるとの見方を示す
■ 国会議長官邸での第2回会合「気持ちは好意的」「話し合いは長くなるかも」
■ 対話をやりやすくするため閣僚会議は火曜日まで延期

2007年03月10日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

 一昨夜、アイン・アル=ティーナ[※国会議長官邸の所在地]でナビーフ・ビッリー国会議長と「ムスタクバル」ブロックの代表であるサアド・アル=ハリーリー議員の会談が行われたことによって幕が切って落とされたダイナミックな展開は、昨日最初の会談についての共同声明が発表された後、昨夜にはビッリー議長とハリーリー議員による2度目の会談が行われたことにより、更に力強いものとなった。最初の会談についての共同声明では、「前向きで率直な雰囲気」や「危機に対処する必要性(について一致したこと)」が語られ、「いくつかの点では一致を見たが、(…)その他の点ではさらなる協議が必要である」ことが示された。

 国会議長官邸で2度目の会合が開かれる一方、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、「妥協と対話を受け入れること」を発表し、2人の名前こそ出さなかったが、ビッリー国会議長とハリーリー議員の会談が「継続され、望ましい目標へと至ること」を希望した。また、組閣の19+11原則[※多数派から19人、反対派から11人の閣僚数配分]が言わば「妥協案」であるとの見解を示しつつ、現在までに100日を経過した反対派勢力の座り込みを継続し、この機会が成功しなかったならば「他の選択肢」にうったえると宣言した。

 ある政治勢力筋は、現在展開している対話に関するナスルッラー書記長の立場は「窓を開き、妥協への意向を示すものである」との見解を述べた。

(後略)

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( 翻訳者:森本詩子 )
( 記事ID:10387 )