ムーサー事務局長がサウジアラビア訪問後シリア大統領と会談へ
2007年07月09日付 Al-Nahar 紙

■ ムーサー事務局長、サウジアラビアの支援をを取りつけ今日アサド大統領と会談
■ イラン政府、レバノン問題に関するフランスの仲介努力に支持を表明

2007年07月09日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【AFP、ロイター、UPI、MENA】

 サウジアラビア国王アブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズは昨日、アラブ連盟のアムル・ムーサー事務局長の訪問を受け、レバノンの現状に関して会談を行った。その後ムーサー事務局長はシリアへ移動し、今日シリアのバッシャ-ル・アル=アサド大統領と会談を行う予定である。

 サウジアラビアのジェッダに滞在する西側外交筋によると、アブドゥッラー国王とムーサー事務局長の会談では、レバノンにおける政治状況の最近の進展、そしてレバノンの政治諸勢力間の合意に向けて解決策を見出すためのムーサー事務局長の仲介努力の再開に焦点が当てられた。またムーサー事務局長は約2週間前にベイルートを訪問した際の成果についてアブドゥッラー国王に報告し、「レバノンの政治危機の出口を見出すためにレバノンの反対派勢力と政府支持勢力が集まる円卓会議を今月中旬にパリで再開する可能性について協議した」という。

 情報筋によれば、ムーサー事務局長は仲介努力に対してサウジアラビアから「支援を受けた」とのことであり、「ムーサー事務局長が現在行っているレバノン諸勢力間の仲介努力が再開できるか否かは、彼が今日ジェッダから向かったダマスカスへの訪問の成果にかかっている」という。

(中略)

 またテヘランのイラン・イスラーム共和国通信社「アルナ」によれば、イラン外務省のムハンマド・アリー・フセイニー報道官は、サン・クルー近郊で7月14日から16日まで行われるフランス政府主催の会議を含む「レバノン危機解決のためのフランス新政権の努力」について、「(イラン政府は)現在のレバノンでの危機を解決するためのあらゆる努力を支持する」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:佐藤卓巳 )
( 記事ID:11391 )