レバノン閣僚会議、政治家や記者らへの脅迫問題について協議
2007年08月28日付 Al-Nahar 紙

■ スファイル総大司教のローマ行きを前に大司教評議会「8回目の声明」
■ フェルトマン米大使がレバノン帰還後に各勢力指導者と会談へ
■ 閣僚会議、大使や政治家や新聞記者への脅迫に関する報告書について議論を展開
■ ヒズブッラーの電話ネットワークの拡大にについて治安機関に対応を委任

2007年08月28日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

 ヒズブッラーの電話ネットワークに関する問題の検討を委任された内閣委員会の会合が約一時間半にわたって行われ、閣僚会議が約5時間におよぶ会合を行うなかで、治安上の諸問題や情勢の展開が昨日、一番の関心事として再び注目を集めた。大統領選出に向けた憲法上の猶予期間の開始期日が近づいていることを背景に、政治情勢はさらに緊迫した状況となっている。

 内閣委員会の会議や閣僚会議の議論に関する多くの情報から、政府の関心を集めた治安上の展開はサウジアラビアのアブドゥルアズィーズ・ハウジャ大使に送られた脅迫状の問題だけではなく、大臣や多くのマスコミの記者に送られた脅迫状の問題も議論の対象となったことが明らかになった。

 また、ヒズブッラーが独自の電話ケーブル敷設している問題は、今や国内南部の西ザウタルの町にとどまらず、ベイルート南部郊外からリング地区、ベイルート中心部のリヤード・アル=スルフ広場地区にまで広がっているという。

(後略)

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( 翻訳者:泉千尋 )
( 記事ID:11922 )