ブラックウォーター社事件の調査が終了
2007年11月15日付 Al-Ahram 紙

■連邦捜査局:「ブラックウォーター社によるヌスール広場の殺害事件は故意だった」
■米兵7人が死傷
■戦闘機で250キロ爆弾2発を投下

2007年11月15日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ワシントン:アースィム・アブドゥルハーリク、バグダード:ムハンマド・アル=アンワル、諸通信社】

バグダードのヌスール広場で米の警備会社ブラックウォーター社の社員によって17人のイラク民間人が殺害された事件について、連邦捜査局(FBI)による調査が終わった。その結果、同社の警備員たちがなんら正当性なく、またイラクで契約している警備会社に適用される武器の使用基準に基づくことなく、14人の民間人に発砲していたことが明らかにされた。

事件に詳しい民間および軍の関係者からの情報としてニューヨークタイムズ紙が伝えたところによれば、先に発砲したのはイラク人側であり自衛として反撃したというブラックウォーター社社員の証言を裏付ける証拠は一つもなかったという。

現地では、バグダード中心部のグリーンゾーン近くで米軍の治安パトロールを狙った爆発により、2人の死者と3人の負傷者が出た。また別の2件の襲撃事件で米兵3人が死亡、4人が負傷した。一方、米軍の公表では、米軍とイラク軍が南バグダードでの激戦でアル=カーイダのメンバー15人を殺害した。この作戦にはかつて武装勢力に所属し、その後イラク軍に加わった者達も参加したという。また作戦でアメリカ軍の戦闘機は2発の250キロ爆弾を使用した。

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( 翻訳者:桑山沙央里 )
( 記事ID:12547 )