アラブ外相会議、ミシェル・スレイマーンのレバノン大統領選出と挙国一致政権の樹立を要請
2008年01月07日付 Al-Ahram 紙

■ アラブ諸国外相、レバノン危機を乗り切るための計画に合意
■ ミシェル・スレイマーンの大統領選出と、挙国一致政権の組閣を呼びかけ

2008年01月07日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 昨日エジプトで開かれた臨時会合の閉会にあたり、アラブ諸国の外相たちはレバノン危機を乗り切るための全体計画に合意した。外相たちは憲法の基本原則に基づき、ミシェル・スレイマーン国軍司令官をただちにレバノン大統領として選出するよう呼びかけ、その上で挙国一致政府を組閣し、組閣の決定が揺らいだり、なんらかの方面からの介入によって頓挫したりすることのないよう、憲法に則って組閣協議を始めることを要請した。

 さらにアラブ外相会議では、大統領が選出され、組閣が済み次第、大統領選出のための新法の法案作りに入る必要性が確認された。

エジプトのアフマド・アブルゲイト外相は、臨時外相会議でレバノン情勢についての協調を実現したことでエジプトは大いに安堵したと表明し、レバノンの政治家達に対し、アラブ連盟で承認された内容を前向きに検討するよう求めた。
 
議長を務めたアルジェリアのムラード・メデルシー外相との共同記者会見で、アラブ連盟のアムル・ムーサー事務局長は、承認された計画を手に、48時間以内にベイルートを訪問すると明言した。

一方、レバノンでは多数派も反対派勢力も、政治危機の解決と大統領空位の危機を解決するためのこのアラブ計画を歓迎した。

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( 翻訳者:小林洋子 )
( 記事ID:12898 )