トルコと日本の研究者、水を浄化しレアメタルを抽出する布を開発
2008年03月11日付 Milliyet 紙

トルコと日本の研究者が、水を浄化する際にレアメタルを抽出する布を開発した。布はシアン化物に対しても効果を発揮する。

ハジェッテペ大学化学部と日本原子力研究開発機構の共同研究プロジェクトで、水中のヒ素や硫酸といった有害な物質を抽出する「合成繊維」が開発された。放射線を放射された布は、目指す金属物質を水中に残さず、まるでトングのようにとらえる。集められた金属物質はその後実験室で分解され使用される。
研究者らは「環境保全布」として布の特許を日本の特許庁に申請した。研究プロジェクトのトルコ側共同研究者はハジェッテペ大学教授のオルグン・ギュヴェン博士。ギュヴェン博士は次のように話す。
「合成繊維で集めたい金属物質に反応する物質に放射線を照射します。そうして金属物質を集めるのです。現在は金を抽出する際に汚染される水中のシアン化物を抽出するために研究を続けています。」

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( 翻訳者:宇野陽子 )
( 記事ID:13338 )