イラク情勢、政府軍とサドル派の対立
2008年03月31日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■ 外出禁止令延長、バグダード南部で戦闘
■ マーリキー、断固たる対応を指示、武装グループは「武装した標的」

2008年03月31日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面

【バグダード:本紙】

バグダードでは、日曜(30日)解除の予定であった外出禁止令が延長された。バグダード南部で発生中の戦闘に対応し、治安を完全に掌握する目的である。

目撃者によれば、「土曜(29日)の深夜過ぎ、マフディ軍の武装集団と、バグダード南部ダウラ郊外のアブー・ダシール地区駐留の治安部隊の間で激しい戦闘が行われた」。また別の目撃者は、「その地区一帯で長時間、激しい銃声を聞いた。地区内に侵入した武装集団もいる」と述べた。外出禁止令のため、(民間人の)犠牲は出ていない模様。

アブー・ダシール地区では、先週木曜(27日)以来治安的な緊張状態が続いていた。火曜(25日)以降バスラで政府軍が行っている戦闘に対し、地区内のサドル派が抗議活動を行ったためである。

マーリキー首相がバスラ県における石油の密輸と武装集団の一掃を目的とした“騎兵隊の襲来”作戦を公表した数時間後から、バグダード並びに南部の各地で、マフディ軍に従っていると思われる武装集団と政府軍との対立が続いている。


軍司令部に対しマーリキー首相は、武装集団には「断固として立ち向かい」交渉してはならず侮ってもならない、また、外出禁止令を破る者は「武装した標的」だとみなせ、との指示を出した。バグダードの作戦司令部が発した声明によれば、マーリキー首相は、「金曜(28日)、バグダード並びに各地の作戦司令部と電話連絡を行い」、一連の指示を出した。その中でも際立っていたのが、「武装集団に決意と力をもって対応する事、(相手と)交渉せず、(相手を)軽んじるな」であった。また、武装集団を「犯罪者グループ」、「テロの一側面」と形容した。木曜(27日)、マーリキー首相は、武装集団との対話、譲歩を拒否し、唯一の解決策は、彼らが武装解除のうえ投降するか、さもなくば彼らの死である、として強硬姿勢を打ち出した。しかし、昨日(30日)付内閣の声明によれば、マーリキー首相は「重火器、及び中型の武器保持者には、それらを治安軍に引渡し代価を受け取るのに、3月28日から4月8日まで12日間の猶予を与えるよう指示した」。

また声明によればマーリキー首相は、「市民の安全を保証すべく外出禁止令適用」の必要性を強調し、それに背く者を「法の範囲外にいる武装した標的」とみなして対応するよう述べた。

バグダードの「法の執行」作戦司令部報道官によれば、司令部は、バグダード全域の人々及び自動二輪も含むあらゆる種類の車両に対し、27日木曜の夜11時から30日日曜の朝5時まで外出禁止令を課していたが、この措置を次回告知があるまで延長した。

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( 翻訳者:十倉桐子 )
( 記事ID:13475 )