ヒズブッラー幹部暗殺から40日、イスラエルが警戒態勢を強化
2008年03月25日付 Al-Nahar 紙

■ イスラエルがシリア、イランとの大規模戦争へ準備

2008年03月25日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【ラーマッラー:ムハンマド・ハウワーシュ、諸通信社】

 ヒズブッラーのイマード・ムグニーヤ幹部の暗殺から40日が経ち、イスラエルでは最高度の警戒態勢が発表され、エフード・バラク国防相は、ヒズブッラーの相次ぐ警告に懸念を表明し、あらゆる攻撃の可能性に対応する用意があることを強調した。このところの報道によると、テルアビブへの攻撃の可能性、シリアとイランが参戦して両国からミサイルが発射されるというシナリオの可能性、さらにはイスラエル人の死者数についても予測がなされている。

 イスラエルの「ハアレツ」紙は、イスラエルがヒズブッラーあるいはパレスチナ自治区からのロケット弾に対処するため、レーザーによるロケット弾迎撃システムを開発中であることを明らかにするとともに、捕虜交換に向けた交渉は継続中であると報じた。

 バラク国防相は「イスラエルはヒズブッラーが報復攻撃を行うとの威嚇に対して真剣に対処している」と述べ、「状況は極めてデリケートで、危険性は高まりつつある。我々は問題をしっかり見据えて危険を乗り越えなければならない」と強調した。

(後略)

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( 翻訳者:齋藤睦美 )
( 記事ID:13490 )