シリア外相がフランス大統領と会談「レバノン組閣後に外交関係検討」
2008年07月05日付 Al-Nahar 紙

■ ムアッリム外相、サルコジ大統領と会談:「レバノンとの外交関係は組閣の後に」

2008年07月05日付アル=ナハール紙(レバノン)HP一面

【パリ:サミール・トゥワイニー、諸通信社】

 シリアのワリード・アル=ムアッリム外相は、エリゼ宮で昨日フランスのニコラ・サルコジ大統領と会談し、シリア・フランス両国政府は二国間関係において「新たなページ」を開くことを決定したと言明し、シリアはレバノンの挙国一致内閣が成立した後、レバノンとの外交関係について検討する準備があると述べた。またムアッリム外相は、イスラエルとの直接交渉について話すのは時期尚早だとの見解を示した。

 ムアッリム外相は、エリゼ宮でサルコジ大統領およびクロード・ゲヤン・エリゼ宮事務局長との会談の後にパリの滞在先で行われたアラブ人記者との会見で、フランス側がシリアに伝えようとしたメッセージについて問われ、「私たちは先ずクロード・ゲヤン事務局長からの招待を受けてエリゼ宮で昼食を共にし、今月12日に行われるバッシャール・アル=アサド(シリア)大統領のパリ訪問の準備について協議した。次に、ニコラ・サルコジ・フランス大統領に会った。これは彼がアサド大統領との会談によって実現したいと望んでいる考えについて確認する重要な機会であり、目標について双方が一致しているとの感触を得ることができた。フランスとシリアはドーハ合意を支持する。フランスとシリアはレバノン各勢力に対して、ドーハ合意を履行し挙国一致内閣の組閣を急ぐよう促す。これはレバノンの内政問題であり、シリアはこの挙国一致内閣が組織された後、外交関係を築くため同内閣の代表者との協議を始める構えである」と答えた。

 また、「我々は和平プロセスについても議論した。フランス側は現在トルコの仲介により進められている間接交渉を支持し、将来シリア・イスラエル間の直接の話し合いが開始されることを望んでいることと、この交渉の成功に貢献する準備があることが明らかにされた」と付け加えた。

(後略)

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( 翻訳者:梶原夏海 )
( 記事ID:14295 )