イスラエル大統領、クンタールの恩赦に署名
2008年07月16日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ 「来年は聖地で会おう」の叫び声の中、パレスチナの刑務所仲間たちにお別れ
■ イスラエルは今日、ヒズブッラーと捕虜交換
■ レバノンではクンタールたちを乗せた車列の歓迎準備

2008年07月16日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ナザレ、ラーマッラー、ベイルート:本紙ザヒール・アンドラウス、ワリード・アワド、サアド・イリヤース】

イスラエル政府は昨日火曜日、約6時間続いたマラソン協議の後、レバノンのヒズブッラーとの捕虜交換取引を承認した。

イスラエル国営ヘブライ語放送が報じたところでは、与党カディマ党所属の3人の閣僚がこの取引に反対した。反対したのは、ロニ・バールオン財務大臣、ゼエヴ・ボイム住宅・建設大臣、ダニエル・フリードマン法務大臣であり、前者2名は与党カディマ党所属で、フリードマン法務相は無所属。

イスラエルは〔交換対象となる〕約200人の戦士の身元を明かさずにいるが、そのほとんどがパレスチナ人で、過去数十年の間にレバノン国境から出撃して軍事作戦を実行し、その過程で死亡した者たちだ。イスラエルは水曜日のヒズブッラーとの捕虜交換取引で、彼らの遺骸を返還する。

パレスチナ自治評議会メンバーで捕虜委員会の委員長であるイーサー・カラーキウ氏は、「イスラエルは遺骸の身元について詳細を提示することを拒否しているが、殉教者と戦闘員の遺骸の中でも目ぼしいものとしては、女性戦士ダラール・サイード・アル=マグリビーと彼女の率いたグループのメンバーの一人であるヤフヤー・ムハンマド・サッカーフの遺骸が挙げられる」と語った。

しかしイスラエルのチャンネル10は昨日、イスラエル高官らの発言として、ダラール・アル=マグリビーの遺骸は今日のヒズブッラーとの取引では引き渡されないと伝えた。

昨日、パレスチナ人の間からは、イスラエルとヒズブッラーとの捕虜交換取引の対象となったパレスチナ人殉教者の家族に、彼らの息子達をパレスチナ領内に埋葬することを許可するよう求める声が上がったが、イスラエル政府はこれを拒否した。

イスラエル・ラジオによると、イスラエルのシモン・ペレス大統領はイスラエルの刑務所で服役するレバノン人捕虜たちのシンボル的存在であるサミール・クンタールへの恩赦に署名した。大統領は「殺人者でテロリストのクンタールの恩赦に署名するに際し、手が震えた」と語り、「今日というこの日はイスラエルの歴史においてめでたい日ではない」と指摘したが、それでもなお「政府が戦闘員の帰還を約束した以上、殺人者クンタールの解放は避けられない」と強調した。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:梶田知子 )
( 記事ID:14405 )