テヘラン殺人事件特別予審判事、酸ふりかけ犯に死罪を求刑
2008年08月18日付 Jam-e Jam 紙


【事件部】酸を若い女性の顔にふりかけて殺害した罪に問われていた若者に有罪の判断が下され、死刑が求刑された。

 予審判事のモハンマド・ホセイン・シャームルー氏は、この件に関して本紙に以下のように語った。「この重大事件は第112アブー・サイード分署の警察官が、若い男が夜間に南フーシュヤーラーン通り周辺で待ち伏せし、24歳の女性の顔に酸をふりかけ、待機していた友人のバイクに乗って逃亡したとの通報を受けたことに端を発する」。

〔中略〕

 シャームルー予審判事は、こう付け加えた。「捜査の第一段階で刑事検察庁に出向いた被害者の母親は当初、酸をふりかけた若い男は恐らく、娘のサーラーさん(被害者)にプロポーズして断わられた昔の求婚者の一人で、復讐目的で彼女に酸を浴びせ殺害したのではないかと語った」。

事件の糸口

 テヘラン殺人事件特別予審判事はさらに、以下のように続けた。「この供述の後、事件の糸口を複数入手した。その後の捜査で、復讐心に燃えた求婚者がレザーという名の人物であることが判明し、容疑者逮捕へ向けた捜索が開始された」。

 広範囲にわたる現場での捜査が続く中、ついに今年のイラン暦ホルダード月4日(西暦5月24日)の日没間際にテヘラン刑事警察によって容疑者は逮捕され、酸をふりかけてサーラーさんを殺害したことを自白した。

 彼は取り調べの中で、以下のように供述したという。「サーラーとは4年間交際していた。結婚したかったが数ヶ月前に急に別れを告げられ、それ以降電話にも出てくれなかった」。

 容疑者はこう付け加えた。
このような彼女の態度に腹を立て復讐しようと決心したところ、偶然友人が市場で酸を手に入れた。サーラーが家から外出しているということを知り、彼女の家の周りで待ち伏せした。

サーラーが車から降りて家路に着こうとした時、何度か彼女の名前を呼んだが、返事が無かった。当初は自分と結婚してくれるよう、酸を使って脅すだけのつもりだったが、突如自制心を失い、彼女の顔に酸をふりかけてしまった。この後、サーラーの悲鳴を聞きつけた人々数名に追及され、すぐにバイクに乗って待機していた友人のところに行き、現場から二人で逃げた。翌日ニュースで、彼女が亡くなったことを知った。

〔中略〕

 シャームルー氏は最後にこう付け加えた。「最初に被害者の母親に聞き取り調査を行い、訴えを聞いたところ、彼女は若い娘を殺害した犯人に対してキサース刑(同害報復刑)を望んだ。この事件はまもなくテヘラン州刑事裁判所に送られ、審理が行われる予定である」。

〔後略〕

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( 翻訳者:綿引香緒里 )
( 記事ID:14541 )