エジプト・リビア首脳会談で金融危機・開発プロジェクトを協議
2008年12月25日付 Al-Ahram 紙

■ムバーラク大統領とカッザーフィー大佐、世界金融危機・開発プロジェクトについて協議
■アレキサンドリアに石油精製プラント、自由通商地帯を建設
■会談後にアウワード報道官:「両首脳はクウェートでの経済サミットの準備について協議した」
■マフドゥーディー人民委員会議長:「我々はエジプト人労働者を歓迎する。その数は増しつつある」

2008年12月25日付アル・アハラーム(エジプト)HP1面

【トリポリ:サイード・アル=ガリーブ】

リビアの重要性に鑑みてホスニー・ムバーラク大統領は昨日、首都トリポリに足早な実務的訪問を行い、リビア革命の指導者ムアンマル・アル=カッザーフィー大佐と会談した。

スレイマーン・アウワード・エジプト大統領府報道官は「ムバーラク大統領到着後すぐ行われたエジプト・リビア首脳会談では、経済分野での2国間関係、世界金融危機、開発プロジェクト立ち上げに焦点が当てられた」と発表した。

さらに同報道官は「会談では、アレキサンドリアの西に石油精製プラントを建設し、両国間の産業・通商・投資フリーゾーンを設置する計画にも言及された」と話し、「これらの計画によって、数千人の国民に雇用機会を提供するいくつもの工場や会社が設立される予定だ」と指摘した。

またこの会談では、リビアでエジプト人労働者がおかれた環境、リビアが取り組む1000億ドル以上の経済成長プロジェクトへのエジプト系企業の参加についても協議されたという。

(後略)

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( 翻訳者:桑山沙央里 )
( 記事ID:15500 )